天明7年6月7日

御所千度参りはじまる。この日から京都御所のまわりで大勢の人々が連日お千度参りを行い、12日目には約7万人がつめかけた。

1787年6月7日から京都御所周辺で行われた巡礼行事「御所千度参り」が始まり、多くの人々が参加しました。
御所千度参りは、京都御所の周囲を千回巡礼することで願掛けを行う民間信仰の一種です。1787年6月7日に始まり、その後12日間で約7万人の参拝者が詰めかけました。天明の大飢饉など社会不安が背景にあり、人々は災厄を避けるために熱心に参拝しました。この行事は江戸時代後期の民衆信仰や地域コミュニティの結びつきを象徴するものとして知られています。京都御所の周囲は限られた道幅にもかかわらず、終日にぎわいを見せ、当時の人々の信仰心の高さをうかがわせました。
1787年 天明 6月7日 御所千度参り 京都御所
天保12年6月4日

操業中に遭難した土佐の漁師・万次郎(ジョン万次郎)がアメリカの捕鯨船に救助される。

1841年7月21日、土佐の漁師・中浜万次郎(ジョン万次郎)が遭難後、アメリカの捕鯨船に救助されました。
中浜万次郎は1841年に漁に出た際、船が難破して漂流し、約半年を洋上で過ごした後にアメリカ船「ジョン・ハウランド号」に救助されました。彼はアメリカで英語や航海術を学び、「ジョン万次郎」として名を馳せました。後に日本に帰国し、幕末の開国・近代化において通訳や講師として貢献しました。万次郎の経験は日米交流の先駆けとなり、日本の海洋技術や知識の発展に影響を与えました。彼のエピソードは逆境を乗り越えた実話として広く語り継がれています。
1841年 天保 6月4日 ジョン万次郎
1930年

「早起きラジオ体操会」が東京都千代田区神田佐久間町の佐久間公園で開始。ラジオ体操会の発祥の1つ。

東京・神田佐久間町の佐久間公園で日本初とされる早朝のラジオ体操会が始まった。
1930年7月21日、東京都千代田区神田佐久間町の佐久間公園で「早起きラジオ体操会」が初めて開催されました。 この取り組みは朝の健康増進を目的としたもので、ラジオ放送を活用した集団体操の先駆けとなりました。 参加者はラジオから流れる合図に合わせ、軽快な体操を行い、地域コミュニティの交流場ともなりました。 その後、ラジオ体操は全国に普及し、学校や企業などで定番の健康習慣として定着しました。 現在でも夏季の風物詩として多くの人々に親しまれています。
1930年 東京都 千代田区 神田佐久間町 ラジオ体操会