07月22日

1894年7月22日、フランスの新聞社『ル・プティ・ジュルナル』主催でパリからルーアンまでの自動車競走が行われました。全長約126kmのコースを63台の車両が走破し、最高速度30km/hを超える車両も現れました。上位完走者には賞金が授与され、当時の蒸気機関車やガソリンエンジン搭載車両の性能比較が行われました。この競走は世界初の近代的モーターレースとされ、自動車技術の発展と普及に大きく寄与しました。以後、モータースポーツはヨーロッパ各地で人気を博し、産業と技術革新を促進する原動力となりました。

1912年7月22日、第5回夏季オリンピック・ストックホルム大会が閉幕しました。本大会には28ヶ国・2,400人以上の選手が参加し、競技種目は14種目42競技に及びました。日本からは2名の選手が参加し、初めて国際舞台での経験を積みました。陸上競技ではカール・ルートヴィヒらが好記録を連発し、水泳や体操競技でも新記録が数多く誕生しました。大会期間中は近代オリンピック初の公式報道機関が設置され、競技結果がリアルタイムで報じられました。ストックホルム大会は組織運営の面でも高い評価を受け、後の大会運営のモデルとなりました。

相撲界最高位である横綱への昇進は、横綱審議委員会の推薦を通じて決定されます。1974年7月22日、委員会は大関北の湖を新横綱に推挙し、当時21歳2カ月という最年少記録を樹立しました。北の湖は高校相撲出身の逸材として注目され、快速な成長ぶりを見せていました。昇進後も安定した成績を維持し、通算1187勝を記録するなど黄金時代を築きました。この昇進は若手力士の活躍を促し、相撲界の世代交代を象徴する出来事となりました。