08月18日の誕生日 - 科学者・研究者

1685年

ブルック・テイラー

(1685 - 1731)

数学者

イギリスの数学者で、テイラーの定理やテイラー級数の理論を確立。

1685年にロンドンで生まれ、ケンブリッジ大学のトリニティ・カレッジに在籍。 1702年に発表した「Methodus Incrementorum」でテイラーの定理を示し、解析学に大きな影響を与えた。彼の名を冠したテイラー級数は、関数の近似や物理学の応用分野で広く利用されている。数学以外にも光学や対数表の研究を行い、科学全般に精通した博識家だった。 1731年に生涯を閉じたが、その業績は後世の数学者に受け継がれ続けた。

1685年ブルック・テイラー数学者 1731年

1832年

ウジェーヌ・ルーシェ

(1832 - 1910)

数学者

複素解析の研究で知られるフランスの数学者。ルーシェの定理で名を残した。

ウジェーヌ・ルーシェ（1832年-1910年）は、フランスの数学者。複素解析や数論の研究で知られ、特に『ルーシェの定理』は複素関数論の基本定理の一つとなっている。パリ大学で教鞭を取り、多くの優秀な数学者を育成した。アカデミー・フランセーズの会員として学界で高い評価を受けた。その研究は現代の解析学や物理学の理論にも応用され、学問分野に大きな影響を残した。晩年まで精力的に執筆と講義を続け、その功績は後世に引き継がれた。

1832年ウジェーヌ・ルーシェ 1910年

1878年

上杉慎吉

(1878 - 1929)

憲法学者

上杉慎吉は日本の憲法学者で、立憲主義の理論構築に尽力し、多くの後進を育てた教育者としても知られます。

1878年に生まれた上杉慎吉は、東京帝国大学法科大学を卒業後、憲法学の研究に従事しました。彼は大正期から昭和初期にかけて、立憲政治の確立と法学教育の発展に大きく寄与しました。代表的な著作に『日本憲法論』があり、その理論は現代の憲法学にも影響を与えています。大学教授として多くの学生を指導し、法学者としての実務家育成にも貢献しました。 1929年に惜しまれつつ逝去しましたが、その業績は現在も評価されています。

1878年上杉慎吉憲法学者 1929年

1911年

小林行雄

(1911 - 1989)

考古学者

日本の考古学者。日本各地の遺跡発掘に従事し、先史時代文化の解明に貢献した。

1911年生まれ。日本考古学界で発掘調査を中心に活動。先史時代から古代にかけての遺跡研究を推進。出土遺物の整理・分析で文化史の理解を深めた。 1989年に逝去。

1911年小林行雄考古学者 1989年

1930年

國弘正雄

(1930 - 2014)

政治家、文化人類学者、同時通訳者

政治家文化人類学者同時通訳者

1930年生まれの日本の政治家・文化人類学者。国際交流の分野でも活躍し、2014年に死去。

1930年國弘正雄文化人類学者同時通訳者 2014年

1932年

リュック・モンタニエ

(1932 - 2022)

ウイルス学者

HIVウイルスの発見により2008年にノーベル生理学・医学賞を受賞したフランスのウイルス学者。2022年に死去。

リュック・モンタニエは1932年8月18日にフランスで生まれたウイルス学者。 1983年にエイズの原因ウイルス（HIV）の発見に成功し、ウイルス学の発展に大きく寄与した。その功績により2008年にノーベル生理学・医学賞を受賞。発見後もウイルスの感染機構解明やワクチン開発の研究に取り組み続けた。晩年は科学教育や公衆衛生の啓発活動にも力を注ぎ、世界的な公衆衛生問題に声を上げた。 2022年2月8日に89歳で亡くなった。

1932年リュック・モンタニエウイルス学者 2022年