08月19日の誕生日 - 科学者・研究者

1646年

ジョン・フラムスティード

(1646 - 1719)

天文学者

イングランド初代天文官を務めた著名な天文学者です。

1646年にデビシャー州デンビーで生まれ、1675年にチャールズ2世より初代天文官（Astronomer Royal）に任命されました。グリニッジ天文台の開設に尽力し、星表『Historia Coelestis Britannica』の編纂を主導しました。星の正確な位置観測を行い、天文学の精密性向上に貢献しました。アイザック・ニュートンとの論争を経つつも、観測技術の確立に大きな役割を果たしました。1719年にグリニッジで没しました。

1646年ジョン・フラムスティード天文学者 1719年

1745年

ヨハン・ゴットリーブ・ガーン

(1745 - 1818)

化学者

マンガンを発見したスウェーデンの化学者です。

1745年にスウェーデンのファールンで生まれ、薬剤師としての修業を経て化学研究に従事しました。1774年にマンガン鉱石を加熱処理することで金属マンガンの単離に成功し、その発見を報告しました。元素の研究を進めることで当時の金属化学の基盤を築きました。ストックホルムの王立科学アカデミー会員として学術界でも活躍しました。1818年に没しました。

1745年ヨハン・ゴットリーブ・ガーン化学者 1818年

1750年

ヨハン・ゲオルク・アウグスト・ガレッティ

(1750 - 1828)

歴史学者、地理学者

歴史学者地理学者

ドイツの歴史学者・地理学者です。

1750年ヨハン・ゲオルク・アウグスト・ガレッティ歴史学者地理学者 1828年

1830年

ロータル・マイヤー

(1830 - 1895)

化学者、物理学者

化学者物理学者

ドイツの物理化学者、周期表の発展に貢献した科学者です。

1830年にドイツ北部で生まれ、医学と化学を学んだ後に物理化学の研究に専念しました。原子量と原子体積の関係を研究し、元素の周期的性質を示す表を独自に作成しました。メンデレーエフとほぼ同時期に周期律を発見し、化学元素の分類に重要な貢献を果たしました。大学教育にも力を入れ、多くの学生を指導しました。1895年に没しました。

1830年ロータル・マイヤー物理学者 1895年

天保10年7月11日

久米邦武

(1839 - 1931)

歴史学者

明治時代に欧米史の研究と教育に貢献した日本の歴史学者。

久米邦武は1839年に長州藩で生まれた歴史学者。1871年に岩倉使節団の要員として欧米を視察し、その視察記録を『米欧回覧実記』としてまとめた。東京帝国大学の教授として西洋史を講じ、多くの後進を育成した。明治政府の近代化政策にも影響を与え、学識者として高く評価された。 1931年に92歳で没し、日本史研究の基盤を築いた。

1839年 7月11日久米邦武歴史学者 1931年

慶応元年6月28日

長岡半太郎

(1865 - 1950)

物理学者

日本の物理学者で、電子論の研究や大学教育で先駆的役割を果たした。

長岡半太郎は1865年に生まれた日本の物理学者。電子論や原子模型の研究で先駆的な理論を提示した。東京帝国大学で教授や学部長を務め、教育体制整備に貢献。日本物理学会の設立にも携わり、多くの研究者を育成。 1950年に逝去した。

1865年慶応 6月28日長岡半太郎物理学者 1950年

1889年

アーサー・ウェイリー

(1889 - 1966)

東洋学者

イギリスの東洋学者。中国語や日本語の古典を英訳し、東洋文化の普及に尽力した。

1889年8月19日、イングランドに生まれる。オックスフォード大学で東洋学を学び、中国文学や日本文学の研究に没頭。『孫子』『古事記』『源氏物語』などを英訳し、その平易な訳文で広く読まれる。翻訳家としてだけでなく、評論家としても活躍し、一般向けの著作を多数執筆。西洋における東洋古典研究の基礎を築き、20世紀の東洋学に大きな影響を与えた。1966年に逝去。

1889年アーサー・ウェイリー東洋学者 1966年

1906年

フィロ・ファーンズワース

(1906 - 1971)

電気工学者

アメリカの発明家。電子式テレビ受像機の発明で知られ、テレビ技術の基礎を築いた。

1906年8月19日、アイダホ州に生まれる。1927年に電子式テレビの基礎となるイメージキャプチャ装置を発明し、世界初の実用的映像伝送を実現。多くの特許を取得し、テレビ放送の実用化に大きく貢献。特許権をめぐる訴訟を経験しつつも技術革新を続ける。1971年に逝去し、その成果は現代の映像技術の礎となった。

1906年フィロ・ファーンズワース電気工学 1971年

1924年

ウィラード・ボイル

(1924 - 2011)

物理学者

カナダ出身の物理学者。CCDの共同発明者としてノーベル物理学賞を受賞。

1924年にカナダで生まれたウィラード・ボイルは、電荷結合素子（CCD）の共同発明により2009年にノーベル物理学賞を受賞しました。CCDの技術はデジタルカメラや天体観測など幅広い分野で利用され、現代社会に大きな影響を与えました。研究者としての探求心と創造性が高く評価され、学界でも多くの賞を受けました。晩年まで教育や講演活動を通じて後進の育成に努めました。2011年に87歳で逝去し、その革新的な業績は今も光り輝いています。

1924年ウィラード・ボイル物理学者 2011年

1927年

ボブ・O・エバンズ

(1927 - 2004)

技術者、工学者

技術者工学者

アメリカの技術者・工学者。電子機器や機械設計の分野で活躍した。

1927年に生まれたボブ・O・エバンズは、電子機器や機械設計のプロジェクトに多数携わり、産業界で実績を重ねました。設計から試作、量産技術に至る幅広い知識と経験を持ち、チームリーダーとしても信頼を集めました。技術者としての視点を活かし、製品の品質向上やコスト削減に貢献しました。後年は技術講演や執筆活動を通じて次世代の育成にも注力しました。2004年に77歳で逝去し、その専門性は今も評価されています。

1927年ボブ・O・エバンズ技術者工学者 2004年

1929年

松下圭一

(1929 - 2015)

政治学者

日本の政治学者。政治学の研究と教育に貢献した。

1929年に生まれた松下圭一は、政治学の分野で長年にわたり研究・教育に携わりました。特に地方自治や政治制度の分析を手がけ、その研究成果は学界で高く評価されました。大学教授として多くの学生を指導し、後進の育成にも尽力しました。学会やシンポジウムでの発表も多数行い、政策提言にも寄与しました。2015年に86歳で逝去し、その学問的成果は今も引用されています。

1929年松下圭一政治学者 2015年

1931年

山口昌男

(1931 - 2013)

文化人類学者

文化人類学者。日本と西洋の比較文化論で先駆的な研究を行い、文化記号の分析で国際的に評価された。

1931年に京都府で生まれる。大学卒業後、アメリカ合衆国ミシガン大学に留学し文化人類学を学ぶ。帰国後、京都大学などで教鞭を執り、儀礼や文化記号の分析で国際的に評価される。主要著書に『深層のアメリカ』や『文化記号論』があり、文化比較の新たな視点を提示した。日本学術会議会員や国内外の学会で要職を務め、日本の人文社会科学の発展に寄与した。 2013年に逝去し、その功績は今も多くの研究者に影響を与えている。

1931年山口昌男文化人類学者 2013年