08月21日の命日 - 科学者・研究者

1153年

クレルヴォーのベルナルドゥス

(1090 - 1153)

神学者

シトー会の修道院長を務め、12世紀のキリスト教神学に大きな影響を与えた神学者。

クレルヴォーのベルナルドゥスは1090年頃に生まれ、フランスのシトー会に入会。修道院長として修道生活の改革と聖俗の枠を越えた活動を推進。第2回十字軍を提唱し、ヨーロッパ全域の宗教運動を主導。多くの著作を残し、後世のカトリック神学の基礎を築いた。 1153年8月21日に没し、その影響は現在に至るまで続いている。

1153年クレルヴォーのベルナルドゥス神学者 1090年

1836年

アンリ・ナビエ

(1785 - 1836)

物理学者

流体力学の基礎理論を築いたフランスの物理学者・数学者。

アンリ・ナビエは1785年にフランスで生まれた。土木工学や橋梁設計に携わる中で流体の運動を数学的に解析。ナビエ＝ストークス方程式の一要素を提唱し、現代流体力学の発展に寄与した。 1823年には王立協会フェローに選出され、国際的にも高く評価された。 1836年8月21日にパリで没し、その理論は現在も多くの分野で応用されている。

1836年アンリ・ナビエ物理学者 1785年

1878年

林玄仲

(1795 - 1878)

医師・役人

江戸時代後期の医師・幕府役人。

1878年林玄仲 1795年

1901年

アドルフ・オイゲン・フィック

(1829 - 1901)

生理学者

ドイツの生理学者。物質拡散の「フィックの法則」で知られる。

アドルフ・オイゲン・フィック(1829-1901)は、ドイツの生理学者です。物質の拡散に関する基本法則となる「フィックの法則」を提唱しました。カールスルーエやハイデルベルク大学で教鞭を執り、医学教育に貢献しました。循環器系や腎臓機能の研究でも業績を残し、後の生理学発展に大きな影響を与えました。彼の研究成果は今日の生体物理学や工学にも応用されています。

1901年アドルフ・オイゲン・フィック生理学者 1829年

1935年

岡村金太郎

(1867 - 1935)

水産学者

日本の水産学者。水産資源の調査・研究に従事した。

岡村金太郎水産学者 1867年

1957年

ハラルド・スヴェルドラップ

(1888 - 1957)

海洋学者

ノルウェーの海洋学者・気象学者。北極海研究で知られた。

ハラルド・ウィリアム・スヴェルドラップは1888年にノルウェーで生まれ、物理学と気象学を学びました。 20世紀前半に北極海を含む高緯度海域の水循環や気象現象を解明する研究で国際的に評価。特に「スヴェルドラップ循環」と呼ばれる海洋循環モデルは、現代の海洋学の基礎理論となりました。 1940年代以降は大学の研究指導にあたり、多くの後進を育てました。 1957年にオスロで逝去。

1957年ハラルド・スヴェルドラップ海洋学者 1888年

1995年

スブラマニアン・チャンドラセカール

(1910 - 1995)

天体物理学者

インド生まれの天体物理学者。チャンドラセカール限界を提唱し、ノーベル賞を受賞。

1910年インドに生まれ、ケンブリッジ大学で研究を行った。白色矮星の質量限界「チャンドラセカール限界」を理論的に導出し、天体物理学に革命をもたらした。シカゴ大学で長年教授を務め、多くの研究者を育成した。 1983年にノーベル物理学賞を受賞し、その功績は現代天文学の基礎となった。 1995年に逝去し、科学界に永く名を刻んでいる。

1995年スブラマニアン・チャンドラセカール天体物理学者 1910年

1999年

寺尾五郎

(1921 - 1999)

歴史学者、評論家

歴史学者評論家

日本の歴史学者。戦後史を中心に研究・評論を行った人物。

寺尾五郎は1921年に生まれ、戦後の日本史研究に貢献した歴史学者です。大学で教鞭を執りながら、多数の著作を発表し、歴史に関する評論でも知られました。専門は近現代史で、社会や政治の変遷を幅広い視点から解説。優れた文章で一般向け解説も多く手掛け、学界と社会の橋渡し役を果たしました。評論家として新聞や雑誌にも執筆し、歴史的事象を現代にいかす視点を提供しました。生涯を通じて研究と執筆に情熱を注ぎ、1999年にその生涯を終えました。

1999年寺尾五郎歴史学者評論家 1921年

2001年

二階堂副包

(1923 - 2001)

経済学者

日本の経済学者。マクロ経済学を中心に研究し、多くの論文を発表した。

二階堂副包は1923年生まれの日本の経済学者です。マクロ経済学を専門とし、経済成長や政策分析に関する研究を行いました。大学で教鞭を執り、多くの学生を指導しつつ、国内外で学術論文を発表。経済政策への提言でも知られ、政府や企業の諮問にも携わりました。学問と実務の両面で活動し、2001年にその生涯を閉じました。

2001年二階堂副包経済学者 1923年

2005年

ロバート・モーグ

(1934 - 2005)

モーグ・シンセサイザー生みの親

アメリカの電子楽器技術者。モーグ・シンセサイザーの開発者として知られる。

ロバート・モーグ（1934-2005）はアメリカの電子楽器技術者・発明家。 1960年代にモーグ・シンセサイザーを開発し、音楽の表現を革新。合成音声の制御技術やモジュラーシンセシスの概念を確立しました。ミュージシャンとの協働を通じて製品を改良し、世界中の音楽シーンに影響を与えました。モーグ社を設立し、楽器製造と研究に生涯を捧げました。

ロバート・モーグモーグ・シンセサイザー 1934年