08月22日の誕生日 - 科学者・研究者

1647年

ドニ・パパン

(1647 - 1712)

物理学者、発明家

物理学者発明家

フランスの物理学者・発明家。蒸気の力を研究し、圧力鍋（蒸気消化器）や初期の蒸気機関の原理を確立した。

ドニ・パパンは1647年にフランスで生まれ、真空と蒸気の特性を研究した物理学者。 1679年に蒸気消化器（初期の圧力鍋）を発明し、高圧環境を実現した。イギリス王立協会に加盟し、ロバート・ボイルと協働して真空ポンプの改良に貢献。その後ハノーファー公エルンスト・アウグストの宮廷に招かれ、蒸気機関の原理構想を提案。これらの研究は産業革命における蒸気技術の発展に大きな影響を与えた。 1712年にハノーファーで没した。

1647年ドニ・パパン物理学者発明家 1712年

1771年

ヘンリー・モーズリー

(1771 - 1831)

技術者、発明家

技術者発明家

イギリスの技術者・発明家。精密なねじ切り旋盤を開発し、工作機械の標準化に寄与した。

ヘンリー・モーズリーは1771年にロンドンで生まれ、技術者として機械加工技術の研究を始めた。 1800年頃にねじ切り旋盤を発明し、一定のピッチで正確なねじを加工できる機械を実現。この発明は工作機械の標準化を可能にし、産業革命期の製造業に革新をもたらした。また、マイクロメーターのような計測器の原型を開発し、精密加工の基礎を築いた。 1831年に没するまで数多くの機械工具を改良し、機械工学の発展に大きく貢献した。

1771年ヘンリー・モーズリー技術者発明家 1831年

1818年

ルドルフ・フォン・イェーリング

(1818 - 1892)

法学者

ドイツの法学者。法の目的論を提唱し、近代法理論に大きな影響を与えた。

ルドルフ・フォン・イェーリングは1818年にドイツで生まれ、法学研究を志した。チューリッヒ、ロストック、ゲッティンゲン、ボン各大学で教授を歴任し、教育と研究に貢献。彼の主著『法の闘争』（1872年）では、法を社会的闘争の結果とみなし、新しい法理論を提示。さらに『目的論的法学』（1877年）で法の目的意識を重視し、法思想に革新をもたらした。この理論は法社会学や法哲学の発展に寄与し、法学界に大きな影響を与えた。 1892年に没した。

1818年ルドルフ・フォン・イェーリング法学者 1892年

1834年

サミュエル・ラングレー

(1834 - 1906)

天文学者、発明家、航空機研究家

天文学者発明家航空機研究家

アメリカの天文学者・発明家。スミソニアン協会長として天文観測と航空研究を推進。

サミュエル・ラングレーは1834年にマサチューセッツ州で生まれた。天文学者として太陽放射の測定研究を行い、アレゲニー天文台の設立と運営を主導。 1887年にスミソニアン協会の長官に就任し、天文観測の拡充と科学研究の振興を図った。航空力学にも関心を持ち、無人飛行機『エアロドローム』の開発実験を実施。後の有人飛行技術に先駆的な成果を残し、航空史にも名を刻んだ。 1906年に没した。

1834年サミュエル・ラングレー航空機 1906年

1860年

ポール・ニプコー

(1860 - 1940)

発明家

映像走査技術の基礎を築いた発明家。テレビジョン技術発展の先駆者。

ポール・ニプコーは1860年に生まれ、映像の走査と記録を可能にする「ニプコー円盤」を考案しました。この技術は後の機械式テレビジョンの基盤となり、映像伝送技術の礎を築きました。初期の映像走査技術として世界中の研究者に影響を与えました。 1940年に80歳で亡くなりました。彼の発明は電子式テレビの出現に先駆け、映像メディアの発展に大きく貢献しました。

1860年ポール・ニプコー 1940年

1873年

アレクサンドル・ボグダーノフ

(1873 - 1928)

医師、哲学者

医師哲学者

ロシアの医師であり哲学者。マルクス主義理論の発展に貢献した思想家。

アレクサンドル・ボグダーノフは1873年にロシアで誕生しました。医学と哲学の両領域で研究・執筆を行い、特にマルクス主義哲学の理論構築に尽力しました。労働者教育や科学的社会主義の普及に取り組んだ先駆的思想家です。自身の医師としての知識を生かし、当時の生命科学とも関わりました。 1928年に55歳で亡くなり、その多面的な業績は今も注目されています。

1873年アレクサンドル・ボグダーノフ医師哲学者 1928年

1897年

糸魚川祐三郎

(1897 - 1967)

商学者、研究者

商学者研究者

1897年糸魚川祐三郎 1967年

1903年

フランシス・バーチ

(1903 - 1992)

地球科学者

アメリカの地球物理学者で、高圧鉱物物性の研究で知られる。マントルの構造解明に貢献し、Birchの法則などを提唱した。

フランシス・バーチは1903年に生まれ、プリンストン大学で研究・教育に従事した。高圧下での鉱物の剛性や弾性に関する実験を通じて、地球内部構造の理解に大きく貢献した。「Birchの法則」と呼ばれる、音速と密度の関係式を提唱し、地震波データの解釈に応用された。また、地球のマントルやコアの組成や状態モデルの構築にも寄与し、多数の論文を発表。その業績により複数の科学賞を受賞し、地球物理学の発展に重要な足跡を残した。

フランシス・バーチ地球科学者 1992年

1907年

長尾雅人

(1907 - 2005)

仏教学者、チベット学者

仏教学者チベット学者

1907年長尾雅人仏教学者チベット学者 2005年

1923年

山辺英彦

(1923 - 1960)

数学者

日本の数学者。純粋数学の研究に従事。

1923年に生まれ、数学の研究に没頭。代数学や幾何学など純粋数学分野で業績を挙げた。大学で教鞭を執り、多くの学生を指導した。学会活動にも積極的に参加し、論文や著書を発表。 1960年に若くして逝去したが、残された研究は今も参照される。

山辺英彦数学者 1960年

1927年

稲田祐二

(1927 - 2012)

生化学者

日本の生化学者。生命化学の分野で研究を行った。

1927年に生まれ、分子生物学や生化学の研究に従事。大学や研究所で教鞭を執り、多くの後進を育成。タンパク質構造や代謝経路の解明に貢献した。学会発表や論文執筆を通じて国内外の研究者と交流。 2012年に逝去し、その研究は現在も参照され続けている。

1927年稲田祐二生化学者 2012年

1934年

ジョン・チャウニング

音響工学者

FM合成技術を発明し、電子音楽の発展に貢献した研究者です。

ジョン・チャウニング（1934年生まれ）はアメリカの音響工学者で、FM音楽合成技術（周波数変調合成）の発明者として知られています。スタンフォード大学で研究を行い、1973年にこの技術を開発しました。FM合成は電子音楽の表現を大きく広げ、商用シンセサイザーに採用されて世界中のミュージシャンに革新的な音色を提供しました。その研究成果は音響学および音楽テクノロジーの基礎理論として定着し、多くの研究者やエンジニアに影響を与え続けています。

ジョン・チャウニング