08月27日の命日 - 芸術家・音楽家

1521年

ジョスカン・デ・プレ

(1450 - 1521)

作曲家

ルネサンス期フランドルの作曲家。モテットやミサ曲で知られ、西洋多声音楽に大きく貢献した。

ジョスカン・デ・プレ（1450‐1521年）はフランドル出身の作曲家である。ルネサンス音楽の最盛期に活躍し、モテットやミサ曲を多数作曲した。繊細な対位法と豊かなハーモニーを特徴とし、感情表現と技法の両立を図った。イタリアやフランスなど各地の宮廷で高く評価され、音楽監督としても活動した。彼の作品は後世の作曲家に大きな影響を与え、西洋音楽史における古典とされる。1521年8月27日に死去した。

1521年ジョスカン・デ・プレ作曲家 1450年

1522年

ジョヴァンニ・アントニオ・アマデーオ

(1447 - 1522)

建築家、彫刻家

建築家彫刻家

ルネサンス期イタリアの建築家・彫刻家。カルトゥーシャ修道院などで秀逸な装飾を手掛けた。

ジョヴァンニ・アントニオ・アマデーオ（1447‐1522年）はイタリア・ルネサンスの建築家兼彫刻家である。主にロンバルディア地方で活躍し、カルトゥーシャ修道院のファサード装飾で知られる。古典的要素を取り入れた調和のとれた造形美を追究し、石彫技術にも優れた。教会建築や記念碑的構造物の設計に携わり、多彩な彫刻作品を残した。彼のデザインは後の建築家にも影響を与え、ルネサンス建築の発展に寄与した。1522年8月27日に逝去した。

1522年ジョヴァンニ・アントニオ・アマデーオ建築家彫刻家 1447年

1572年

クロード・グディメル

(1510 - 1572)

作曲家

フランス・ルネサンス期の作曲家。ジャン・カルヴァンの詩篇集旋律編曲で知られる。

クロード・グディメル（1510‐1572年）はフランスの作曲家である。宗教改革期にジャン・カルヴァンの『詩篇集』に旋律を付与して広めたことで有名。ポリフォニー技法を用いながら抒情的で歌いやすい旋律を特徴とした。彼の作品はプロテスタント教会音楽の標準となり、各地で演奏された。生涯にわたり聖歌集やモテットの編纂に携わり、宗教音楽の発展に貢献した。1572年8月27日に死去した。

1572年クロード・グディメル 1510年

1576年

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ

(1490 - 1576)

画家

16世紀ヴェネツィア派を代表する画家。色彩の魔術師と称される。

ティツィアーノ・ヴェチェッリオ（1490‐1576年）はイタリア・ヴェネツィア派の巨匠である。豊かな色彩表現と大胆な筆致で知られ、神話画や宗教画、肖像画を手掛けた。独自の色層技法を確立し、『ヴェネツィア的色彩主義』を築いた。ハプスブルク家や教会などの庇護を受け、多数の宮廷肖像を制作した。彼の革新的な色彩感覚はバロック期以降の画家にも影響を与えた。1576年8月27日に没した。

1576年ティツィアーノ・ヴェチェッリオ画家 1490年

1664年

フランシスコ・デ・スルバラン

(1598 - 1664)

画家

スペイン・バロック期の画家。宗教画の光と闇の対比表現で知られる。

フランシスコ・デ・スルバラン（1598‐1664年）はスペイン・バロック期の画家である。厳かな宗教画を多く制作し、光と闇のコントラストを巧みに用いた。修道士や聖人を主題とした祭壇画で高い評価を受けた。南部アンダルシア地方を拠点に王室や教会からの注文に応じた。写実的な描写と精神性の両立を追求し、バロック絵画に影響を与えた。1664年8月27日に没した。

1664年フランシスコ・デ・スルバラン 1598年

1676年

ジョアン・セレロールス

(1618 - 1676)

作曲家、ベネディクト会修道士

作曲家ベネディクト会修道士

17世紀スペインのベネディクト会修道士で作曲家。修道院音楽の発展に貢献した。

ジョアン・セレロールス（1618‐1676年）はスペイン・カタルーニャ出身のベネディクト会修道士かつ作曲家である。モンセラート修道院の音楽監督を務め、ミサ曲やモテットを多数作曲した。荘厳な和声と対位法を用いたバロック様式の宗教音楽を特徴とする。修道院内の写本制作や楽譜編纂に尽力し、音楽活動の中心人物となった。作品は現在も演奏・研究され、バロック音楽史における重要な遺産とされる。1676年8月27日に修道院で没した。

1676年ジョアン・セレロールスベネディクト会修道士 1618年

1727年

アールト・デ・ヘルデル

(1645 - 1727)

画家

17世紀オランダの画家で、レンブラントに師事し肖像画や宗教画で知られる。

アールト・デ・ヘルデル（1645-1727）は、オランダ黄金時代後期の画家で、レンブラント・ファン・レインに学んだ最後期の弟子の一人として知られる。彼は温かみのある色使いと繊細な光の表現に秀で、特に肖像画や聖書の場面を題材とした作品で高い評価を受けた。17世紀の写実主義を受け継ぎながらも独自の作風を確立し、その作品は現在ヨーロッパ各地の美術館や個人コレクションに収蔵されている。生涯を通じて比較的少数の作品を残したものの、当時の画壇に大きな影響を与えた。

1727年アールト・デ・ヘルデル 1645年

1876年

ウジェーヌ・フロマンタン

(1820 - 1876)

小説家、画家

小説家画家

19世紀フランスの小説家・画家で、アルジェリアを題材にした作品で知られる。

ウジェーヌ・フロマンタン（1820-1876）は、フランスの画家・小説家。画家としてアルジェリアの風景を写実的に描き、東洋主義の代表的存在となった。小説家としては『砂漠の夏』などを通じて現地の風土や文化を生き生きと描写し、文学界にも大きな影響を与えた。美術評論家としても活動し、19世紀フランス美術界の発展に寄与した。

1876年ウジェーヌ・フロマンタン小説家 1820年

1949年

上村松園

(1875 - 1949)

日本画家

明治から昭和期に活躍した日本画家で、美人画の大家として知られています。

上村松園は明治から昭和期に活躍した日本画家で、美人画の大家として知られています。 1875年に京都で生まれ、幼少期から絵の才能を示し、京都市立美術工芸学校（現・京都市立芸術大学）で学びました。代表作には「序の舞」「婦女献花」などがあり、繊細な筆致と雅やかな色彩が特徴です。 1948年には日本芸術院会員に選ばれ、女性初の受賞者となりました。その作品は日本画の伝統と新しさを融合させ、現代にも影響を与え続けています。

1949年上村松園日本画家 1875年

1953年

ニコライ・ベレゾフスキー

(1900 - 1953)

ヴァイオリニスト・作曲家

ロシア生まれでアメリカで活躍したヴァイオリニスト兼作曲家。ニューヨーク・フィルハーモニックのメンバーとして演奏し、豊富なレパートリーとオリジナル作品で知られた。

ニコライ・ベレゾフスキーは1900年にロシア帝国（現・サンクトペテルブルク）で生まれました。若くして音楽の才能を開花させ、同地の音楽院でヴァイオリンを学びました。 1918年の革命後、アメリカに渡り、ニューヨーク・フィルハーモニックのコンサートマスターなどを務めました。作曲家としても活動し、ヴァイオリン協奏曲や室内楽曲、映画音楽など幅広い作品を残しました。後進の指導にも熱心で、多くの著名な演奏家を育てた教育者としての顔も持ちます。 1953年に没し、享年53歳。

1953年ニコライ・ベレゾフスキーヴァイオリニスト 1900年

1965年

ル・コルビュジエ

(1887 - 1965)

建築家

20世紀を代表する建築家で、モダニズム建築の先駆者。機能主義と合理性を追求した。

ル・コルビュジエは1887年にスイスで生まれ、本名シャルル＝エドゥアール・ジャンヌレとして知られる建築家です。機能性と合理性を重視したモダニズム建築の旗手として、「住宅は住むための機械」を提唱しました。代表作には「サヴォア邸」「マルセイユのユニテ・ダビタシオン」などがあり、鉄筋コンクリートを活用した革新的なデザインで注目を集めました。都市計画や家具デザインにも取り組み、多岐にわたる活動を展開しました。その思想は世界中の建築界に大きな影響を与え、国際様式（インターナショナル・スタイル）の確立に寄与しました。 1965年に逝去し、現代建築の基礎を築いた先駆者として評価されています。

1965年ル・コルビュジエ 1887年

1971年

マーガレット・バーク＝ホワイト

(1904 - 1971)

報道写真家

アメリカ初の女性戦場カメラマンとして知られ、第二次世界大戦やインド独立を撮影した。

マーガレット・バーク＝ホワイトは1904年にニューヨークで生まれた写真家・報道写真家です。 1930年代に『Fortune』誌の初の女性フォトエディターとなり、産業現場や社会問題を撮影しました。 1941年には『LIFE』誌創刊メンバーとして戦場カメラマンを務め、北アフリカや東部戦線を取材しました。 1946年にはインドに渡り、ガンジーの塩の行進など独立運動を記録しました。その大胆かつ詩的な写真スタイルは、報道写真の新しい地平を切り開きました。 1971年に逝去し、ジャーナリズムと芸術を融合させた先駆者として知られます。

1971年マーガレット・バーク＝ホワイト報道写真家 1904年