476年
フラウィウス・オレステス
西ローマ帝国の軍人
西ローマ帝国の軍人
マギステル・ミリトゥム(軍司令官)として権勢を誇り、息子ロムルス・アウグストゥルスを西ローマ帝国最後の皇帝に擁立した。最期はゲルマン人傭兵の反乱により命を落としました。
フラウィウス・オレステスは西ローマ帝国後期に軍事指導者として台頭した人物です。彼は474年にマギステル・ミリトゥム(軍司令官)の地位を獲得し、実質的な政権運営を担いました。476年には皇帝ユリウス・ネポスを追放し、15歳の息子ロムルス・アウグストゥルスを新たな皇帝に擁立しました。しかし、ゲルマン人傭兵隊長オドアケルの反乱を招き、同年8月28日に捕らえられて処刑されました。彼の死は西ローマ帝国滅亡の象徴的出来事とされています。その政権運営は短命ながらも、後期帝政の混乱期における権力闘争を如実に示しています。
476年
フラウィウス・オレステス
西ローマ帝国