08月30日の誕生日 - 芸術家・音楽家

1748年

ジャック＝ルイ・ダヴィッド

(1748 - 1825)

画家

フランス革命期を代表する新古典主義の画家。

1748年にパリ近郊で生まれる。新古典主義を代表し、古代ローマやギリシアの美学を取り入れた絵画で知られる。革命期の政治活動にも関与し、『マラーの死』などプロパガンダ的作品を制作した。ナポレオン・ボナパルトの宮廷画家として『ナポレオンの戴冠式』を描き、その権威を象徴する大作を残した。1815年の王政復古後は亡命を余儀なくされ、ブリュッセルで没した。

1748年ジャック＝ルイ・ダヴィッド 1825年

1773年

ポラック・ミハーリ

(1773 - 1855)

建築家

ハンガリーを代表する新古典主義建築家。

1773年に現スロバキアで生まれ、ウィーンで建築を学んだ。帰国後、ハンガリー王国内で数多くの公共建築を手掛け、国立博物館の設計で最も知られる。新古典主義様式を採用し、均整のとれたファサードと堂々たる雰囲気が特徴。大学や教会、住宅など多岐にわたる作品を残し、19世紀ハンガリー建築の発展に大きく寄与した。1855年にブダペストで没した。

1773年ポラック・ミハーリ 1855年

1855年

イーヴリン・ド・モーガン

(1855 - 1919)

画家

イギリスの画家。前ラファエル派の影響を受けた象徴主義的な作品で知られる

イーヴリン・ド・モーガンは前ラファエル派の芸術運動に触発されたイギリスの画家。神話や聖書を題材にした幻想的な絵画を数多く制作し、豊かな色彩と繊細な描写が特徴。夫は著名な画家ウィリアム・モーガンであり、夫妻は芸術サロンを主催して交流を深めた。晩年には個展を開催し、象徴主義の先駆者として高い評価を受けた。 1919年に没した後も作品は多くの美術館やコレクションで愛され続けている。

1855年イーヴリン・ド・モーガン画家 1919年

1860年

イサーク・レヴィタン

(1860 - 1900)

画家

ロシアの風景画家。自然の情景を叙情的に描き、ロマン主義絵画の代表格とされる

イサーク・イリイチ・レヴィタンは19世紀末から20世紀初頭に活躍したロシアの風景画家。ロマン主義的な感性で森や川、田園風景を叙情的に描写し、多くの傑作を残した。ペテルブルクの美術アカデミーで学びながら、移動美術展に参加して広く評価された。代表作「海に向かう道」などで知られ、光と色彩の扱いに優れた画風が特徴。 1900年に没後も、レヴィタンの作品はロシア文化を象徴する存在として愛され続けている。

イサーク・レヴィタン 1900年

1883年

テオ・ファン・ドースブルフ

(1883 - 1931)

画家

オランダの前衛芸術家。デ・ステイル運動を創始し、抽象芸術を発展させた

テオ・ファン・ドースブルフは1917年にデ・ステイル（新造形主義）運動を主導した芸術家。絵画だけでなく建築、デザイン、詩作にも才能を発揮し、総合芸術の理論を打ち立てた。水平・垂直・原色の3要素を基調とした作品で知られ、モンドリアンとの共同制作も行った。雑誌『デ・ステイル』を創刊し、国際的に前衛芸術の理念を発信し続けた。 1931年の死後も、彼の理念はモダンデザインや建築に大きな影響を与え続けている。

1883年テオ・ファン・ドースブルフ 1931年

1907年

レオノール・フィニ

(1907 - 1996)

画家

アルゼンチン生まれの画家で、シュルレアリスムの代表的女性作家。

1907年にブエノスアイレスで生まれる。幼少期に家族と共にイタリアへ移住し、ミラノとローマで美術を学んだ。1930年代から1940年代にかけてパリを拠点に活動し、シュルレアリスムの展覧会に参加した。夢と現実を融合させた幻想的な作品で知られ、女性の感情と官能を鮮烈に表現した。1996年に亡くなった。

レオノール・フィニ 1996年

1924年

ケニー・ドーハム

(1924 - 1972)

ジャズトランペッター

アメリカのジャズトランペッターで、ハードバップ期を代表する奏者の一人。

1924年にアメリカで生まれる。ディジー・ガレスピーやチャーリー・パーカーのバンドで活動し、1950年代に自身のリーダー作をブルーノートやリバーサイドレーベルから発表。代表曲『ブルー・ボッサ』などを生み出し、ハードバップの発展に貢献した。独特の温かみのあるトーンとリリカルなフレージングで高く評価された。1972年に亡くなった。

1924年ケニー・ドーハムジャズ 1972年

1924年

アレクサンドル・ロバノフ

(1924 - 2003)

芸術家

ロシア出身の芸術家で、絵画や彫刻など幅広い表現で活動した。

1924年にソビエト連邦で生まれる。戦後に西ヨーロッパへ移住し、抽象表現主義や前衛芸術に傾倒。絵画だけでなく彫刻やインスタレーション作品も手がけ、20世紀後半の国際美術展で高い評価を受けた。芸術を通じて社会や歴史を問い直す姿勢が特徴的である。2003年に亡くなった。

アレクサンドル・ロバノフ芸術家 2003年

1932年

村木賢吉

(1932 - 2021)

演歌歌手

日本の演歌歌手。情感豊かな歌声で人気を集めた。

村木賢吉は1932年に生まれ、1950年代後半に演歌歌手としてデビューしました。昭和歌謡の情緒を伝える深みのある歌声が特徴です。多数の歌謡番組やコンサートに出演し、幅広い世代に支持を受けました。晩年までライブ活動を続け、演歌界に貢献しました。2021年に88歳で逝去し、その歌声は今も多くのファンに愛されています。

1932年村木賢吉演歌歌手 2021年

1946年

宮路オサム

演歌歌手

宮路オサム殿さまキングス

1948年

井上陽水

歌手

シンガーソングライター。独自の歌詞世界と透き通る歌声で世代を超えて支持される。

井上陽水は1948年8月30日生まれのシンガーソングライターで、1972年に『人生が二度あれば』でデビューしました。翌年発表した『傘がない』が大ヒットし、その後も『氷の世界』『リバーサイドホテル』など多数の名曲を生み出しました。特徴的なリズミカルなメロディと詩的な歌詞が幅広い世代に支持され、ライブパフォーマンスは常に高い評価を受けています。音楽フェスやコラボレーション企画にも積極的に参加し、日本の音楽シーンに大きな影響を与え続けています。

1948年井上陽水歌手

1950年

アントニー・ゴームリー

彫刻家

彫刻家。人体をモチーフにした大型彫刻で国際的に評価される。

アントニー・ゴームリーは1950年8月30日生まれのイギリスの彫刻家です。自身の身体を型取った鋳造作品で知られ、公共空間に設置された大型彫刻が特徴的です。代表作に『エンジェル・オブ・ザ・ノース』『アナザー・プレイス』があり、ヨーロッパやアジア、北米など世界各地で展示されています。人間と空間の関係を探求する作品は批評家から高い評価を受け、ターナー賞にもノミネートされました。現代彫刻の最前線で活躍し続けている芸術家です。

1950年アントニー・ゴームリー彫刻家