08月30日の誕生日 - 作家・文学者

1797年

メアリー・シェリー

(1797 - 1851)

小説家

イギリスの小説家。代表作『フランケンシュタイン』でゴシック文学を代表する一人。

メアリー・シェリーは1797年にロンドンで生まれ、フェミニスト思想家メアリー・ウルストンクラフトと哲学者ウィリアム・ゴドウィンの娘として育つ。 1814年に詩人パーシー・ビー・シェリーと交際を始め、1816年の夏にジュネーヴ湖畔で構想した『フランケンシュタイン』を1818年に発表。人造人間をめぐる生命倫理と存在の問いを描き、ゴシック小説の金字塔となる。彼女はまた旅行記や評論、夫の詩作編集にも携わり、19世紀文学に大きな影響を与えた。 1851年に子宮癌のため死去した。

1797年メアリー・シェリー小説家 1851年

1811年

テオフィル・ゴーティエ

(1811 - 1872)

詩人、小説家、劇作家

詩人小説家劇作家

フランスの詩人・小説家・劇作家。パルナッソス派の代表として活動。

テオフィル・ゴーティエは1811年にパリで生まれ、ロマン主義からパルナッソス派への橋渡し役を果たした。詩集『舟唱歌』や叙情詩で注目され、美的理想を追求する芸術観を唱えた。小説『ムルグ街の殺人』や旅行記、舞台脚本など多彩なジャンルで活躍し、フランス文学に大きな影響を及ぼす。批評家としても敏鋭で、美術・文学評論を執筆し、青年文化への影響力を持った。 1872年に没し、色彩豊かな文体と厳密な形式美で知られる。

1811年テオフィル・ゴーティエ詩人小説家劇作家 1872年

1827年

ギーゼラ・フォン・アルニム

(1827 - 1889)

作家

ドイツの作家。幻想的な童話や小説を手がけた女性文学者。

ギーゼラ・フォン・アルニムは1827年にベルリンで生まれ、文化的に著名な家系で育つ。幼少期から文才を示し、幻想的な童話やロマン派小説を発表して注目を浴びた。家庭的な視点を生かした作品群は当時の文学サロンで高く評価される。後年には女性の地位向上をテーマにしたエッセイも執筆し、19世紀ドイツ文学における女性作家の先駆者となった。 1889年に没し、長年にわたり創作活動を続けた。

1827年ギーゼラ・フォン・アルニム作家 1889年

明治4年7月15日

国木田独歩

(1871 - 1908)

小説家、詩人

小説家詩人

自然主義文学を代表する日本の小説家・詩人

国木田独歩は明治時代に活躍した日本の作家・詩人。自然描写を重視した作品「武蔵野」をはじめ、日常の細やかな感情を捉えた短編で知られる。詩人としても抒情的な作品を残し、当時の文学界に新風を吹き込んだ。同時代の文学者たちと交流し、文芸誌「我楽多文庫」の創刊にも関与した。 1908年に若くして亡くなるまで、多彩な創作活動で近代日本文学の礎を築いた。

明治 7月15日国木田独歩 1908年

1897年

小口太郎

(1897 - 1924)

歌人、科学者

歌人科学者

日本の歌人・科学者。短歌創作と科学研究の両分野で活動した

1897年小口太郎歌人科学者 1924年

1909年

バージニア・リー・バートン

(1909 - 1968)

絵本作家

アメリカの絵本作家・イラストレーターで、『ちいさいおうち』などの代表作で知られる。

1909年にマサチューセッツ州で生まれる。芸術学校で学んだ後、イラストレーターとしてキャリアをスタート。1942年に出版された『ちいさいおうち』でコルデコット賞を受賞し、その後も『ミック・マリガンと蒸気ショベル』『ゆきのひのくま』など多くの作品を発表。自身のデザイン集団『フォリー・コーブ・デザイナーズ』を設立し、手工芸の普及にも貢献した。1968年に亡くなった。

1909年バージニア・リー・バートン絵本作家 1968年

1923年

野長瀬三摩地

(1923 - 1996)

脚本家、演出家

脚本家演出家

日本の脚本家・演出家で、テレビドラマや舞台作品の制作に携わった。

1923年に生まれる。劇作家として演劇界でキャリアを開始した後、テレビドラマの脚本を手がけるようになる。独特のストーリーテリングと演出で視聴者を魅了し、数々の舞台作品やテレビ番組の制作に貢献した。後進の育成にも尽力し、脚本家や演出家として多くの才能をサポートした。1996年に亡くなった。

1923年野長瀬三摩地脚本家

1961年

所十三

漫画家

1961年所十三漫画家

1962年

アレクサンドル・リトビネンコ

反体制活動家、ライター

反体制活動家ライター

ロシア連邦保安庁(FSB)の元諜報官で反プーチン政権の活動家。ロンドンで放射性物質ポロニウム210による暗殺事件の被害者となった。

アレクサンドル・コンスタンチノヴィチ・リトビネンコは1976年にカザフスタンSSRで生まれた。1998年、ソ連崩壊後のロシア連邦保安庁(FSB)に入局し諜報官として活動したが、政府の権力集中と人権侵害を批判して英国に亡命した。亡命後はロシアの腐敗や政治的弾圧を告発する書籍や記事を多数執筆し、反体制活動家として知られた。2006年11月、ロンドンで紅茶に混入された放射性物質ポロニウム210に被曝し暗殺された。その死は国際的な議論を呼び、英国とロシアの間で外交問題に発展した。

1962年アレクサンドル・リトビネンコ