09月29日の命日 - 政治家・指導者

855年

ロタール1世

(795 - 855)

ローマ王

カロリング朝のフランク王およびローマ皇帝として中部フランキアを統治した人物。

795年に生まれ、カール大帝の孫としてフランク王国に誕生。 840年に父ルイ敬虔王が崩御し、843年のヴェルダン条約で領土が分割される。中部フランキアを治める王として権力を振るい、「ローマ皇帝」の称号を保持した。領土の境界問題や弟との争いを続けながら、ヨーロッパの政治情勢に大きな影響を与えた。 855年に逝去し、カロリング朝の分裂はさらに進展した。

855年ロタール1世 795年

1560年

グスタフ1世

スウェーデン国王

スウェーデン独立を達成しヴァーサ朝を創始した国王。

ヴァーサ家出身の貴族として生まれた彼は、1520年のストックホルム血浴を契機に独立運動を指導した。 1523年にスウェーデン王に即位し、デンマークとの連合からの離脱を果たした。ヴァーサ朝を創始し、中央集権化や宗教改革を進めてスウェーデン国家の基礎を築いた。税制や軍制の改革を断行し、近代的な国家制度の礎を整備した。 1560年に逝去し、その政策はスウェーデンの黄金時代へとつながった。

1560年グスタフ1世スウェーデン 1496年

1804年

マイケル・ヒレガス

(1729 - 1804)

政治家

アメリカ独立戦争期の政治家で、初代財務長官を務めた。

1729年に生まれ、ペンシルベニア植民地の商人として財務才能を発揮した。独立戦争時には大陸会議の臨時財務長官に任命され、資金調達を担った。 1781年から1784年まで初代アメリカ合衆国財務長官（非公式）として活躍した。新生政府の財政基盤確立に尽力し、国家の信用を築く礎を築いた。 1804年に亡くなり、その功績はアメリカ財政史に刻まれている。

1804年マイケル・ヒレガス 1729年

1833年

フェルナンド7世

(1784 - 1833)

スペイン国王

復古スペイン王政を主導したスペイン国王。

1784年に生まれ、1808年にスペイン王位に即位するがナポレオンに退位を強いられた。 1813年に復位し、復古王政を推進して自由主義勢力を抑圧した。二度の結婚を経て多くの後継者問題を抱え、カーボンラード運動と激突した。植民地独立運動の激化を招き、南米諸国の独立に影響を与えた。 1833年に死去し、スペインの政治体制はさらなる変革を迎えた。

1833年フェルナンド7世スペイン 1784年

万延元年8月15日

徳川斉昭

(1800 - 1860)

第9代水戸藩主、徳川慶喜の父

第9代水戸藩主徳川慶喜の父

江戸時代末期の水戸藩主。尊皇攘夷思想を唱え、幕末動乱期に影響を与えた。

徳川斉昭は1800年2月8日に江戸で生まれ、第9代水戸藩主として家督を継承しました。幕府老中として幕政に参画し、藩政改革『弘道館』の整備や軍事訓練の強化を推進。尊皇攘夷思想を唱え、天皇中心の政治体制を主張したことで幕末の政治動向に大きな影響を与えました。また、多くの有能な人材を育成し、徳川慶喜をはじめ幕府の重鎮となる人々を輩出。 1860年に病没するまで、学問・文化・政治の領域で活躍しました。

1860年万延 8月15日徳川斉昭水戸藩主徳川慶喜 1800年

1925年

レオン・ブルジョワ

(1851 - 1925)

第三共和政フランスの政治家、元閣僚評議会議長

第三共和政フランスの政治家元閣僚評議会議長

フランスの政治家で、閣僚評議会議長（首相）を務め、ノーベル平和賞受賞者。

1851年にパリで生まれた。司法官としてキャリアを開始し、共和政フランスで要職を歴任した。1912年から1913年にかけて閣僚評議会議長（首相）を務めた。第一次世界大戦後の和平構築に貢献し、1920年にノーベル平和賞を受賞した。進歩的外交政策と社会福祉の拡充を掲げた政治家として知られる。

1925年レオン・ブルジョワ第三共和政閣僚評議会議長 1851年

1929年

田中義一

(1864 - 1929)

政治家、第26代内閣総理大臣

政治家第26代内閣総理大臣

日本の陸軍軍人・政治家で、第26代内閣総理大臣を務めた。

1864年に長州藩（現山口県）で生まれた。陸軍幼年学校を経て陸軍士官として軍歴を積んだ。1927年から1929年にかけて第26代内閣総理大臣を務め、金融恐慌への対応や張作霖爆殺事件の処理を行った。政界退任後も陸軍大将として影響力を保ち、昭和初期政治に影響を与えた。1929年9月29日に没した。

1929年田中義一内閣総理大臣 1864年

1979年

マシアス・ンゲマ

(1924 - 1979)

政治家、赤道ギニア初代大統領

政治家赤道ギニア初代大統領

赤道ギニアの初代大統領として独裁体制を敷いた政治家。

1924年に生まれ、農家の家庭出身の政治家として成長しました。1968年の独立と同時に赤道ギニアの初代大統領に就任。独裁的な手法で政敵を粛清し、恐怖政治を展開して多くの人権侵害を引き起こしました。治世中の粛清や弾圧により数万人が犠牲になったといわれています。1979年にクーデターで失脚後、銃殺刑に処されました。その統治は現在でも賛否両論を呼ぶ歴史的な出来事です。

マシアス・ンゲマ赤道ギニア大統領 1924年

2000年

渡辺省一

(1930 - 2000)

政治家、第49代科学技術庁長官

政治家第49代科学技術庁長官

日本の政治家。第49代科学技術庁長官を務めた。

2000年渡辺省一科学技術庁長官 1930年

2001年

グエン・バン・チュー

(1923 - 2001)

ベトナム共和国大統領

南ベトナム共和国第2代大統領。

1923年にベトナムで生まれ、軍人としてキャリアをスタート。 1955年に大佐に昇進し、1967年から1975年まで南ベトナム共和国の第2代大統領を務めた。米国との同盟関係を強化しつつ南ベトナムの独立維持を図ったが、1975年のサイゴン陥落で退任。戦後はアメリカに亡命し、政治活動から退いた。 2001年に没するまで、南ベトナム政権の象徴的存在として歴史に名を残した。

2001年グエン・バン・チューベトナム共和国 1923年

2013年

堀新助

(1919 - 2013)

外交官、第7代パリーグ野球連盟会長

外交官第7代パリーグ野球連盟会長

外交官およびプロ野球パシフィック・リーグ連盟会長。

1919年生まれの日本の外交官。外務省で国際交渉に携わった後、退官後は第7代パシフィック・リーグ野球連盟会長に就任。リーグ運営の安定化やチーム間調整に貢献し、プロ野球界の発展を支えた。2013年9月29日に逝去。

堀新助パリーグ野球連盟 1919年

2020年

サバーハ・アル＝アフマド・アル＝ジャービル・アッ＝サバーハ

(1929 - 2020)

第15代クウェート首長

クウェートの第15代首長として国政を率いた君主。

1929年生まれのサバーハ・アル＝アフマド・アル＝ジャービル・アッ＝サバーハは、1960年代から外務大臣や首相を歴任し、中東情勢の調停役として活躍した。2006年に第15代クウェート首長となり、経済多角化や社会福祉の拡充を推進。1990年のイラク侵攻時には亡命政府を支援し、祖国奪還に貢献した。国際連合でも影響力を発揮し、2020年に90歳で逝去。

2020年サバーハ・アル＝アフマド・アル＝ジャービル・アッ＝サバーハクウェート首長 1929年