10月02日の誕生日 - 宗教家・聖職者

1538年

カルロ・ボッロメーオ

(1538 - 1584)

聖職者

カトリック教会の改革を推進したミラノ大司教。後に列聖された聖人。

カルロ・ボッロメーオ（1538-1584）は、イタリア・ミラノ大司教として教会改革を強力に進めた。トリエント公会議の教えを実践し、厳格な司祭教育や貧困救済活動を推奨した。彼の尽力によりミラノ教区の信仰生活が刷新され、宗教改革への対応が強化された。生前から高い宗教的徳を評価され、1610年に列聖されるなどカトリック聖人として崇敬される。博愛と律義さを併せ持つ指導者として後世に影響を与えた。

1538年カルロ・ボッロメーオ聖職者 1584年

1741年

オーギュスタン・バリュエル

(1741 - 1820)

ジャーナリスト、司祭、エッセイスト

ジャーナリスト司祭エッセイスト

フランスの司祭・ジャーナリスト・エッセイスト。『革命の陰謀』論を展開。

オーギュスタン・バリュエル（1741-1820）は、フランスのイエズス会士であり司祭として活動した。ジャーナリスト及びエッセイストとして数々の著作を発表し、社会問題を鋭く論評した。特に『フランス革命の陰謀』シリーズで革命陰謀論を唱え、保守派の思想に影響を与えた。彼の言論は時代の政治的緊張を反映しつつ、後続の陰謀論的著述に大きな影響を及ぼした。宗教者としての視点から政治・社会を批評した稀有な知識人である。

1741年オーギュスタン・バリュエル英語版 1820年

1921年

ロバート・ランシー

(1921 - 2000)

元カンタベリー大司教

イギリスの元カンタベリー大司教。英国国教会の最高位として教会改革や社会問題への発言で知られる。

ロバート・ランシーは1921年に生まれ、1980年にカンタベリー大司教に就任した。在任中は教会の近代化や聖職者の役割拡大を推進し、社会的公正や平和について積極的に発言した。ウィリアム王太子（現チャールズ3世）の戴冠式も執り行い、宗教と公共の橋渡し的役割を果たした。1991年に退任後も慈善活動や学術講演を通じて宗教界に影響を与え続けた。2000年に没し、英国国教会の歴史に大きな足跡を残した。

ロバート・ランシーカンタベリー大司教 2000年

1928年

ヴォルフハルト・パネンベルク

(1928 - 2014)

ルター派神学者

ドイツのルター派神学者。キリスト教神学の分野で国際的に知られる。

1928年にドイツで生まれる。ルター派の視点から神学研究を深化させ、教会論や神学体系の構築に貢献。著書『全的神学』などで広く知られる。大学で教鞭を執り、多くの学生や研究者に影響を与えた。 2014年に没。

ヴォルフハルト・パネンベルクルター派神学者 2014年