1887年

英国人技師ヘンリー・スペンサー・パーマーの指導のもと日本初の近代上水道を整備した横浜市が給水を開始。

日本初の近代上水道が横浜市で整備され、給水が開始された。
1887年、英国人技師ヘンリー・スペンサー・パーマーの指導により横浜市で近代的な上水道建設が完了した。 琵琶湖を水源とした配水池や水道管網が市内に敷設された。 同年10月17日から一般市民への給水が始まり、衛生環境が大きく改善した。 この時点でのシステムは重力式水道であり、技術の粋を結集したものだった。 以降、日本各地で近代水道整備が進む契機となった。
1887年 ヘンリー・スペンサー・パーマー 横浜市
1919年

マドリード地下鉄がCuatro Caminos駅とSol駅間をつなぐ8駅、総延長4kmで開業。

マドリード地下鉄の最初の区間が開業した。
1919年、マドリード地下鉄はCuatro Caminos駅とSol駅を結ぶ8駅・約4kmの区間で営業を開始した。 スペイン初の地下鉄として首都マドリード市民の交通手段に新たな革命をもたらした。 当初は蒸気機関車が使用され、後に電化工事が進められた。 地下鉄の開業は都市交通網の発展や都市化促進に寄与した。 現在もヨーロッパ有数の規模を誇る地下鉄網の起点となった。
1919年 マドリード地下鉄
1943年

タイとビルマを結ぶ泰緬鉄道が完成。

タイとビルマ(現ミャンマー)を結ぶ泰緬鉄道(通称「死の鉄道」)が完成し、戦略的補給路として重要な役割を果たした。
泰緬鉄道は1943年10月17日に全線が開通し、ナムトクからタンブーンまでの約415kmを結んだ。日本軍は補給路強化を目指し、連合軍捕虜やアジア各地から動員された労働者約6万人を酷使した。過酷な作業環境や栄養失調、病気によって多数の犠牲者が発生し、「死の鉄道」と呼ばれる悲劇を生んだ。完成後も熱帯雨林や山岳地帯の難工事跡が残り、戦争の爪痕を物語っている。今日では一部が観光列車として運行され、歴史を伝える遺構として保存活動が行われている。
1943年 タイ ビルマ 泰緬鉄道
1988年

オリエント・エクスプレス '88: オリエント急行が広島駅から日本での営業運行を開始。その後北海道から九州、四国まで日本各地を走行し、同年12月25日の東京・上野駅到着をもって営業運行を終了。

1988年、オリエント急行特別運行「オリエント・エクスプレス '88」が広島駅発で日本国内営業を開始し、クリスマスに上野到着で幕を閉じた。
オリエント急行の特別観光列車「オリエント・エクスプレス '88」は1988年10月17日に広島駅を皮切りに営業運行をスタートした。豪華なインテリアと車内サービスが話題を呼び、北海道から九州・四国まで日本全国を巡った。期間限定の運行ながら鉄道ファンや一般旅行者に人気を博し、一大ブームを巻き起こした。運行は同年12月25日に東京・上野駅到着をもって終了し、日本における豪華列車文化の先駆けとして記憶されている。
1988年 オリエント・エクスプレス '88 オリエント急行 12月25日