10月19日の誕生日 - 科学者・研究者

1688年

ウィリアム・チェゼルデン

(1688 - 1752)

外科医、解剖学者

外科医解剖学者

イギリスの外科医・解剖学者。臨床解剖の発展に寄与した学術者。

1688年にイギリスで生まれる。セント・トーマス病院の外科医として活躍し、教授職を務める。 1733年に骨の構造を詳細に示した『オステオグラフィア』を刊行。泌尿器系手術法や産科手術法の改良に取り組んだ。 1752年に没し、現代解剖学・外科学への礎を築いた。

1688年ウィリアム・チェゼルデン外科医解剖学者 1752年

1871年

ウォルター・B・キャノン

(1871 - 1945)

生理学者

アメリカの生理学者。ホメオスタシス（恒常性）の概念を提唱したことで知られる。

1871年にアメリカで生まれる。ハーバード大学で生理学を研究し、血液循環やストレス反応を探究。体内環境を一定に保つ「ホメオスタシス（恒常性）」の概念を提唱。著書『身体の知恵（The Wisdom of the Body）』で一般にも生理学を普及。 1945年に逝去し、彼の理論は現代生理学の基礎となった。

1871年ウォルター・B・キャノン生理学者 1945年

1899年

仁田勇

(1899 - 1984)

物理化学者

仁田勇 1984年

1909年

マルグリット・ペレー

(1909 - 1975)

物理学者

フランスの物理学者。新元素フランシウムを発見した。元素研究に大きな業績を残す。

1909年にフランスで生まれる。マリ・キュリー研究所で研究に従事し、1939年に新元素フランシウム（原子番号87）を発見。初の女性研究者として原子番号87を命名し、元素発見における女性の功績を示した。生涯を通じて放射性元素の研究を続け、1975年に死去。その発見は原子物理学と化学の発展に貢献した。

マルグリット・ペレー物理学者 1975年

1910年

スブラマニアン・チャンドラセカール

(1910 - 1995)

天体物理学者

インド出身の天体物理学者。チャンドラセカール限界で知られる。 1983年にノーベル物理学賞を受賞。

1910年にイギリス領インドのラホール（現パキスタン）で生まれる。ケンブリッジ大学で学び、ブラックホールや白色矮星の研究で業績を上げる。自身の名を冠した「チャンドラセカール限界」を提唱し、恒星の進化理論に革新をもたらした。 1950年代以降はアメリカで教鞭を取り、プリンストン高等研究所でも活動。 1983年にノーベル物理学賞を受賞し、1995年に死去。その理論は現代天体物理学の基礎となっている。

1910年スブラマニアン・チャンドラセカール天体物理学者 1995年

1938年

米沢富美子

(1938 - 2019)

理論物理学者

理論物理学者。素粒子物理学の研究で国際的に評価された女性研究者。

1938年生まれ。東京大学理学部を卒業後、同大学大学院で研究を続けた。素粒子や場の理論に関する数多くの論文を発表。国際学会でも招待講演を行い、後進の育成にも力を注いだ。日本学術振興会賞などを受賞。 2019年に逝去し、その業績は理論物理学の発展に貢献した。

米沢富美子理論物理学者 2019年

1956年

カルロ・ウルバニ

(1956 - 2003)

医師

イタリアの医師・微生物学者。SARSの原因となるコロナウイルスを特定し、早期の警鐘を鳴らした。

1956年10月19日、イタリアで生まれる。熱帯病研究所で感染症を研究し、世界保健機関（WHO）の専門家として各地で疫病対策に従事。2003年にアジアで流行したSARS（重症急性呼吸器症候群）の初期症例を発見・特定し、その危険性を世界に警告した。現地調査中に自身も感染し、バンコクで死去。感染症制御に果たした貢献は現在も評価されている。

カルロ・ウルバニ医師 2003年

1972年

多原香里

アイヌ歴史学者、政治活動家

アイヌ歴史学者政治活動家

アイヌ民族の歴史を研究し権利擁護を訴える学者・活動家。

多原香里はアイヌ民族の歴史学者および政治活動家。北海道出身で、アイヌ文化や歴史の研究に取り組んでいる。先住民族の権利擁護を訴え、地方自治体や国の政策議論に参加。講演や執筆を通じてアイヌの声を発信し、社会的認知向上に尽力。国内外の学会でも研究成果を発表し、多様性尊重の社会づくりに貢献している。

1972年多原香里