10月19日

出来事 - 科学・技術

1981年

福井謙一にノーベル化学賞が贈られることが決定する。

1981年10月19日、福井謙一にノーベル化学賞が贈られることが決定されました。
福井謙一博士は分子軌道法やフロンティア軌道理論の研究により化学反応の反応性を理論的に解明しました。これにより有機化学や触媒反応の理解が飛躍的に深まりました。史上2人目の日本人ノーベル賞化学賞受賞者として、日本の科学技術の国際的評価を高める快挙となりました。受賞決定は1981年10月19日に発表され、ノーベル賞委員会は「化学結合や反応メカニズムの理解を深化させた」と高く評価しました。
1981年 福井謙一 ノーベル化学賞
2014年

サイディング・スプリング彗星が火星に極めて接近する。

2014年、サイディング・スプリング彗星が火星に約138,000kmまで接近。
2014年10月19日、サイディング・スプリング彗星が火星に約138000キロメートルまで接近。 NASAやESAの探査機によって尾や塵環の観測が行われ、データが地上へ送られた。 この接近は人類が他天体への接近観測を行う貴重な機会となった。 火星周回軌道を周回する探査機が彗星との相互作用を観測した。 このイベントは彗星観測や惑星探査の協力研究の契機ともなった。
2014年 サイディング・スプリング彗星 火星
2017年

パンスターズがオウムアムア (1I/2017 U1) を観測。天体観測史上初となる太陽系外からの飛来物と目されている。

2017年、パンスターズが初の太陽系外天体オウムアムアを観測。
2017年10月19日、ハワイのパンスターズ天文台がオウムアムア（1I/2017 U1）を発見。 太陽系外から飛来したとみられる初めての天体として、大きな注目を集めた。 高速かつ極めて楕円的な軌道を描き、化学成分を調べる観測も試みられた。 この発見は天文学における異星間天体研究の幕開けとされる。 国際天文学連合も観測結果を受けて名称やデータの確認を進めた。
パンスターズ オウムアムア