10月24日の誕生日 - 科学者・研究者

1632年

アントニ・ファン・レーウェンフック

(1632 - 1723)

博物学者

「顕微鏡の父」と称されるオランダの博物学者。微生物を初めて観察。

1632年にオランダのデルフトで生まれる。レンズ研磨技術を独学で追究し、高倍率顕微鏡を自作。微生物や赤血球、精子など生命の詳細構造を初めて記録。英国王立協会に研究成果を報告し、名声を得る。 1723年に没するまで、多数の自然科学的発見を重ねた。

1632年アントニ・ファン・レーウェンフック博物学者 1723年

1804年

ヴィルヘルム・ヴェーバー

(1804 - 1891)

物理学者

ドイツの物理学者。電磁気学の先駆者の一人。

1804年にドイツ南西部で生まれる。ゼーベックと協力し電気の伝導性を研究。アンペールとともに電磁気学の基礎法則を確立。鏡型電流計（ガルバノメーター）の考案者。ゲッティンゲン大学で教授を務め、多くの弟子を育成。 1891年に没し、業績を讃えて磁束単位に名を残す。

1804年ヴィルヘルム・ヴェーバー物理学者 1891年

1817年

イポリット・メージュ＝ムーリエ

(1817 - 1880)

化学者、マーガリン発明者

化学者マーガリン発明者

マーガリンを発明したフランスの化学者。食料化学に貢献。

1817年、パリ郊外で生まれる。フランス政府の食料供給問題解決に着手。牛脂と牛乳を原料とするマーガリン製造法を考案、1869年に特許取得。工業的生産プロセスを開発し、食料保存技術を革新。 1880年に没するまで、多数の化学研究を行った。

1817年イポリット・メージュ＝ムーリエフランス語版英語版化学者マーガリン 1880年

1897年

三島一

(1897 - 1973)

東洋史学者

日本の東洋史学者。

三島一は1897年生まれ、1973年に没した日本の東洋史学者です。東京帝国大学（現：東京大学）で東洋史を研究し、古代中国や朝鮮半島の歴史に関する著作を多数執筆しました。学術界において東洋史研究の発展に寄与し、多くの弟子を育成しました。また、大学教授として教育者の立場から後進の指導にも尽力しました。その研究成果は日本と東アジアの歴史理解に大きな影響を及ぼしました。

1897年三島一 1973年

1901年

松前重義

(1901 - 1991)

東海大学創設者

東海大学創設者。日本の教育者・実業家。

松前重義は1901年に生まれ、1991年に没した東海大学の創設者です。 1942年に東海大学の前身となる学校を設立し、その後大学へ発展させました。教育者として高等教育の機会拡大に努め、多くの人材を社会に送り出しました。また、産業界との連携を重視し、実践的な教育プログラムの構築にも取り組みました。地域社会への貢献や国際交流の促進にも力を入れました。

1901年松前重義東海大学 1991年

1908年

ツゾー・ウィルソン

(1908 - 1993)

地球物理学者、地質学者

地球物理学者地質学者

カナダの地球物理学者・地質学者。プレートテクトニクス理論に貢献。

ツゾー・ウィルソンは1908年にカナダで生まれ、1993年に没した地球物理学者・地質学者です。大陸移動説を発展させ、プレートテクトニクスの理論的基盤を築きました。ホットスポット説やトランスフォーム断層の概念を提唱し、地球科学に多大な貢献をしました。その研究は地震学や火山学の理解を深め、現代地球科学の礎となっています。多くの論文や著書は現在でも地球科学の教育・研究において重要な資料とされています。

1908年ツゾー・ウィルソン地球物理学者地質学者 1993年

1925年

エドウィン・マクレラン

(1925 - 2009)

日本文学研究者

アメリカの日本文学研究者。プリンストン大学で教授を務める。

エドウィン・マクレラン（Edwin McClellan）はアメリカの日本文学研究者。プリンストン大学やスタンフォード大学で日本文学を講じ、研究を行った。代表作に『女性と着物の雅』などがあり、日本文化の西洋への紹介に貢献。東京大学や京都大学にも招聘され、両国の学術交流を促進。多くの弟子を育て、日本文学研究の発展に大きな功績を残した。

1925年エドウィン・マクレラン日本文学 2009年

1930年

ヨハン・ガルトゥング

(1930 - 2024)

社会学者、数学者、平和学者

社会学者数学者平和学者

ノルウェーの社会学者・数学者で、平和学の創始者として知られる。

ヨハン・ガルトゥングは1930年にノルウェーで生まれ、社会学と数学のバックグラウンドを活かして平和学を体系化した。1964年に平和研究所を設立し、構造的暴力や積極的平和・消極的平和の概念を提唱した。著書『Violence, Peace, and Peace Research』は平和学の基礎文献として国際的に高い評価を受ける。ガルトゥングの理論は紛争解決や国際関係論に大きな影響を与え、2024年に逝去するまで多くの研究者や活動家に影響を与え続けた。

1930年ヨハン・ガルトゥング平和学 2024年

1948年

中井和夫

歴史家

1948年中井和夫歴史家

1952年

曽根幹子

元走高跳選手、広島市立大学名誉教授

元走高跳選手広島市立大学名誉教授

日本の元走高跳選手。現役引退後は広島市立大学名誉教授としてスポーツ科学の研究・教育に携わる。

1952年生まれ。大学時代に走高跳で頭角を現し、1976年モントリオールオリンピック日本代表に選出。国内選手権で優勝経験を持ち、日本記録更新にも挑戦した。現役引退後はスポーツ科学の道を進み、広島市立大学で教授としてトレーニング理論やバイオメカニクスの研究に献身。数多くの学生を指導し、競技力向上とスポーツ普及に大きく貢献。その功績が評価され、名誉教授の称号を授与された。

曽根幹子広島市立大学

1961年

山極伸之

仏教学者、佛教大学元学長

仏教学者佛教大学元学長

日本の仏教学者。佛教大学で学長を務めた。

1961年10月24日生まれ。専門は仏教思想や宗教文化の研究で、多数の論文や著書を執筆。佛教大学では学長として教育改革や国際交流を推進し、大学の発展に貢献した。国内外の学術会議で講演を行い、仏教研究の最前線で活動している。退任後も研究や講演を通じて学界に影響を与え続けている。公益財団法人などでも理事を務め、学術振興に取り組む。

山極伸之佛教大学