11月04日の命日 - 芸術家・音楽家

1672年

ルーカス・ファン・ウーデン

(1595 - 1672)

画家

17世紀フランドルの風景画家。生涯にわたり穏やかな田園風景を描き続けました。

ルーカス・ファン・ウーデン（1595年 - 1672年）はフランドルのバロック期を代表する風景画家。アントウェルペンで活動し、穏やかな田園風景や農村風景を多く手がけた。彼の作品は光の表現や豊かな色彩が特徴で、同時代の巨匠たちにも影響を与えた。アンソニー・ヴァン・ダイクやピーター・パウル・ルーベンスと交流し、弟子を育成。遺された素描や風景画は17世紀フランドル絵画の重要な遺産となっている。

1672年ルーカス・ファン・ウーデン 1595年

延宝2年10月7日

狩野探幽

(1602 - 1674)

狩野派絵師

江戸時代初期の狩野派絵師で、幕府の御用絵師として活躍しました。

狩野探幽（1602年 - 1674年）は江戸幕府の御用絵師として知られる狩野派の巨匠。京都・江戸で活躍し、二条城や明暦の大火後の復興事業などで数々の障壁画・屏風絵を制作した。大胆な構図と豊かな色彩表現で、後世に大きな影響を与えた。父・狩野永徳の画風を継承しつつ独自の様式を確立。多くの門人を育て、狩野派絵画の黄金期を築いた。

1674年延宝 10月7日狩野探幽狩野派 1602年

1769年

アンドレアス・ブリュニヒェ

(1704 - 1769)

画家

18世紀の画家。クラシカルな画風で肖像画を中心に制作しました。

アンドレアス・ブリュニヒェ（1704年 - 1769年）は18世紀の画家。肖像画や宗教画を手がけ、その落ち着いた構図と柔らかな色彩が特徴。ヨーロッパ各地で活動し、宮廷画家としても招聘された。作品には貴族や聖職者の肖像が多く、当時の文化や風俗を映し出している。彼の絵画は後世に影響を与え、ヨーロッパ絵画史の一端を担った。

1769年アンドレアス・ブリュニヒェ英語版 1704年

1781年

ファウスティーナ・ボルドーニ

(1697 - 1781)

ソプラノ歌手

18世紀イタリア出身のオペラ歌手。卓越した声域と表現力で人気を博しました。

ファウスティーナ・ボルドーニ（1697年 - 1781年）はイタリア・ヴェネツィア生まれのソプラノ歌手。 1716年頃からイタリア各地のオペラハウスで活躍し、1730年代にはロンドンやドレスデン宮廷でも称賛を浴びた。華麗な高音と演技力を兼ね備え、多くのオペラ作品を初演した。夫で作曲家のヨハン・アドルフ・ハッセと共演し、人気を集めた。声楽史上に残る伝説的な歌姫の一人とされる。

1781年ファウスティーナ・ボルドーニ 1697年

1847年

フェリックス・メンデルスゾーン

(1809 - 1847)

作曲家

ロマン派を代表するドイツの作曲家・指揮者。若き天才音楽家として活躍しました。

フェリックス・メンデルスゾーン（1809年 - 1847年）はドイツの作曲家・指揮者・ピアニスト。 11歳で初の交響曲を完成させ、20代で『真夏の夜の夢』序曲やヴァイオリン協奏曲を次々と発表。ライプツィヒ音楽院を創設し、バッハの作品再評価にも尽力した。清新なメロディと洗練された構成美を特徴とし、ロマン派音楽の発展に大きく寄与した。 38歳で惜しくも他界したが、作品は現在も世界中で演奏され続けている。

1847年フェリックス・メンデルスゾーン作曲家 1809年

1856年

ポール・ドラローシュ

(1797 - 1856)

画家

19世紀フランスの歴史画家。ドラマ性あふれる作品で知られる。

ポール・ドラローシュ（1797年 - 1856年）はフランスの歴史画家。画壇で高い評価を受け、政治的・宗教的な主題を取り上げた劇的な構図と精緻な描写が特徴。『ヘンリー8世とアネ・ブーリン』など名作を次々と発表し、ロマン主義の潮流に影響を与えた。パリ美術学校で教鞭を執り、多くの弟子を育成。死後もその写実的な画風は高く評価されている。

1856年ポール・ドラローシュ画家 1797年

1894年

フィリップ・ギルバート・ハマトン

(1834 - 1894)

芸術家、美術評論家

芸術家美術評論家

イギリスの画家であり美術評論家。

1834年にイギリスで生まれる。画家として活動する傍ら、美術評論家としても著名。代表作に『The Intellectual Life』や『Etching and Etchers』など。 19世紀の美術動向を鋭く分析し、エッチング技法の復興を助けた。 1894年に没するまで、芸術理論と実践において幅広い影響を残した。

1894年フィリップ・ギルバート・ハマトン英語版美術評論家 1834年

1924年

ガブリエル・フォーレ

(1845 - 1924)

作曲家

フランスの作曲家・音楽教育者。

1845年にフランスのポワティエで生まれる。若くしてパリ音楽院に入学し、作曲を学ぶ。代表作に『レクイエム』『シシリエンヌ』など、洗練された調性表現が特徴。パリ音楽院で教鞭をとり、後進の育成に貢献。 20世紀初頭のフランス音楽界を牽引し、モダニズムへの橋渡し役となる。 1924年に没するまで、多くの歌曲や室内楽作品を残した。

1924年ガブリエル・フォーレ 1845年

1948年

福原信三

(1883 - 1948)

写真家、実業家、資生堂初代社長

写真家実業家資生堂初代社長

資生堂の初代社長を務めた実業家であり、写真芸術の普及に貢献した写真家。

1883年に東京で生まれた福原信三は、資生堂創業者福原有信の次男として幼少期を過ごしました。大学卒業後、資生堂に入社し、海外でマーケティングを学びながら企業の成長戦略を練りました。1919年に資生堂の2代目社長に就任し、新製品の開発や近代的な広告戦略を推進しました。同時に写真家としても活動し、光と影をテーマにした作品を多数発表、写真芸術の普及に尽力しました。その功績は美術界の評価も高く、国内外で展覧会が開催されました。1948年にその生涯を閉じました。

1948年福原信三資生堂 1883年

1960年

山脇敏子

(1887 - 1960)

洋画家、服飾手芸家・教育者

洋画家服飾手芸家・教育者

洋画家として活動し、服飾手芸の普及と教育に尽力した日本の芸術家・教育者。

1887年に生まれ、明治から昭和初期にかけて洋画の分野で独自の表現を確立。絵画制作に加えて服飾手芸を研究し、作品の展示や技術指導を行う。手芸学校や美術教室で教壇に立ち、後進の育成に注力。女性の職業・趣味としての手芸普及に寄与し、生活文化に影響を与えた。 1960年に没し、多彩な活動は今日でも評価されている。

1960年山脇敏子服飾手芸教育者 1887年

1980年

長浜忠夫

(1932 - 1980)

アニメーション監督

1980年長浜忠夫アニメーション 1932年

1994年

サム・フランシス

(1923 - 1994)

画家

アメリカの抽象表現主義を代表する画家。大判キャンバスに大胆な色彩と形を描き、モダンアートに新たな視点をもたらした。

1923年にアメリカで生まれ、抽象表現主義の潮流に参加しました。注漆技法や大型のカンバスを用い、鮮やかな色斑で画面を埋める大胆な作風が特徴です。 1960年代以降、ニューヨークのギャラリーで個展を多数開催し、国際的な評価を獲得しました。作品はアメリカをはじめヨーロッパ各地の美術館に収蔵され、現代美術における重要なマイルストーンとされています。晩年まで創作活動を続け、抽象画の可能性を追求し続けました。

1994年サム・フランシス画家 1923年