11月04日の命日 - 科学者・研究者

1698年

ラスムス・バルトリン

(1625 - 1698)

医師、文法学者

医師文法学者

17世紀デンマークの医師で物理学者。光の複屈折を発見した人物。

ラスムス・バルトリン（1625年 - 1698年）はデンマークの物理学者・医師・文法学者。 1669年にアイスランド産カルサイト結晶で光の複屈折現象を初めて記録・報告し、光学の発展に大きく貢献した。コペンハーゲン大学で教鞭を執り、医学・文法学の分野でも著作を残した。家族には同じく学者のバルトリン家の一員として知られる。晩年は研究と教育に尽力し、1698年に没した。

1698年ラスムス・バルトリン 1625年

1875年

ローベルト・フォン・モール

(1799 - 1875)

法学者

法の支配（Rechtsstaat）概念を提唱したドイツの法学者。

1799年にドイツで生まれる。法の支配（Rechtsstaat）概念を提唱し、現代の法治国家理論の基礎を築く。大学での講義や法学文献の編纂を通じて、多くの法律家に影響を与えた。主要著作に『Staatswirtschaftliche Studien』などがあり、社会法学の発展に寄与。 1875年に没し、その業績は現在も法学界で高く評価されている。

1875年ローベルト・フォン・モール法学者 1799年

1920年

ルドヴィッヒ・シュトルーベ

(1858 - 1920)

天文学者

ロシア帝国で活動した天文学者。

1858年に生まれ、バルト地方の天文学界で活躍。家族で代々天文学者を輩出したストルーベ一族の一員。二重星の観測や恒星の位置測定に貢献し、天体カタログの作成に携わった。サンクトペテルブルク天文台などで研究・教育を行い、後進の育成にも尽力。 1920年に没し、その観測データは後世の天文学研究で重要な資料となった。

1920年ルドヴィッヒ・シュトルーベ天文学者 1858年

1958年

ギルバート・ウォーカー

(1868 - 1958)

気象学者、数学者、ウォーカー循環発見者

気象学者数学者ウォーカー循環発見者

イギリスの気象学者・数学者で、熱帯の大気循環「ウォーカー循環」を提唱した先駆者。

1868年にイギリスで生まれたギルバート・ウォーカーは、ケンブリッジ大学で数学を修めた後、インド気象局に職を得ました。モンスーンと熱帯気候の研究を進め、東西方向の大気循環パターンを明らかにしました。これが後に「ウォーカー循環」と呼ばれ、エルニーニョ現象の理解にも大きく寄与しました。帰国後はロンドン大学で教鞭を執り、多くの研究者を育成しました。彼の業績は気象学と気候科学の基礎を築く礎となりました。1958年にその生涯を閉じました。

1958年ギルバート・ウォーカーウォーカー循環 1868年

1960年

瀬川宗吉

(1904 - 1960)

植物学者、藻類学者

植物学者藻類学者

藻類の分類研究を行った日本の植物学者。

1904年に生まれ、植物学を専攻して学術の道へ進む。藻類学に注目し、新種の同定や分類体系の整理を手掛ける。国内外の標本を収集し、博物館や大学の研究資料を充実させた。学術論文や図鑑を執筆し、藻類学の基礎研究に大きく貢献。 1960年に没し、その業績は後続研究者に受け継がれている。

1904年

1974年

落合英二

(1898 - 1974)

薬学者

1974年落合英二薬学者 1898年

1974年

新見吉治

(1874 - 1974)

歴史学者、教育学者

歴史学者教育学者

新見吉治 1874年

1993年

福井静夫

(1913 - 1993)

元大日本帝国海軍少佐、艦艇研究家

元大日本帝国海軍少佐艦艇研究家

大日本帝国海軍少佐を経て艦艇研究家として活躍した人物。戦艦や駆逐艦の歴史に詳しく、貴重な資料を多数残した。

1913年に生まれ、海軍士官学校を卒業後、大日本帝国海軍少佐として艦艇運用に従事しました。戦後は艦艇研究家に転身し、戦艦や駆逐艦の詳細な設計図や運用記録の調査・収集を行いました。多くの論文や書籍を執筆し、日本の軍事史学界に貴重な資料を提供しました。艦艇模型の制作にも精通し、精巧な模型を通じて一般にも海軍艦艇の魅力を広めました。晩年まで研究を続け、その功績は後世の研究者にも大きな影響を与えました。

1993年福井静夫 1913年

1995年

鹿島俊雄

(1907 - 1995)

歯科医師、政治家、東京歯科大学理事長

歯科医師政治家東京歯科大学理事長

歯科医師として臨床に携わった後、東京歯科大学理事長として教育改革と大学運営に尽力した政治家。

1907年に生まれ、歯科医師として臨床に携わった後、教育や大学運営の分野に進出しました。東京歯科大学理事長として教育カリキュラムの改善や施設整備を推進し、歯科教育の発展に寄与しました。政治家としても国政に参加し、歯科医療政策や公衆衛生の向上に取り組みました。 1995年に没するまで、歯科医療と教育の両面で多大な影響を残しました。

1995年鹿島俊雄東京歯科大学 1907年

2002年

田中正俊

(1922 - 2002)

中国史学者、東洋史学者、東京大学名誉教授

中国史学者東洋史学者東京大学名誉教授

中国史・東洋史の研究で知られる東京大学名誉教授の歴史学者。

田中正俊（1922-2002）は日本の歴史学者で、中国史と東洋史を専門とした。東京大学史学科で教鞭を執り、漢代から唐代にかけての制度史や経済史の研究を深めた。多数の学術論文や単著を発表し、国内外の学会で招待講演を行った。精緻な史料分析と独自の視点で評価を得て、日本における東洋史研究の発展に大きく貢献。教え子には現代を代表する研究者が多く、学界への影響は現在も続いている。

田中正俊東京大学 1922年

2004年

西塚泰美

(1932 - 2004)

医学者、生物学者、神戸大学名誉教

医学者生物学者神戸大学名誉教

神戸大学名誉教授として細胞生物学と医学の研究に貢献した。

西塚泰美（1932-2004）は日本の医学者・生物学者で、神戸大学医学部で教授を務めた。細胞の分化や発生メカニズムに関する研究で多くの成果を挙げ、学術論文を多数発表。国内外の学会での招待講演も経験し、国際的な評価を得た。研究室では多数の博士課程学生を指導し、後進育成にも注力した。退官後は名誉教授として大学の発展と学術交流に貢献した。

2004年西塚泰美神戸大学 1932年

2009年

大山彰

(1923 - 2009)

原子力工学者、東京大学名誉教授

原子力工学者東京大学名誉教授

日本の原子力工学者。東京大学名誉教授として研究と教育に尽力した。

1923年生まれ。東京大学で原子力工学の研究に従事。原子炉設計や放射線利用技術の開発に取り組み、複数の研究成果を発表。産学連携プロジェクトにも参加し、実用化を視野に入れた研究を推進。後進の指導にも力を入れ、多くの研究者を育成した。国際会議での発表や論文発表を通じて国内外で高い評価を得る。 2009年に86歳で逝去し、その業績は今日の原子力工学研究に影響を与え続けている。

大山彰東京大学 1923年