397年

トゥールのマルティヌス

(316 - 397)

キリスト教の聖人

キリスト教の聖人
ガリア(現在のフランス)で布教活動を行い、貧者への慈悲で知られるキリスト教の聖人。
トゥールのマルティヌスは、316年にローマ帝国領パンノニア(現在のハンガリー北部)で生まれました。若くしてローマ兵士となり、貧者への慈善として自らのマントを半分に割いて与えた逸話で知られます。後に修道士となり、ウルシッカ僧院を創設しました。371年にトゥール司教に任命され、西ヨーロッパにおけるキリスト教の布教と組織化に貢献しました。彼の生涯と奇跡譚は中世を通じて敬愛され、フランスの守護聖人とされています。
397年 トゥールのマルティヌス キリスト教 聖人 316年