第一次世界大戦終結にちなんだ祝祭日
1918年11月11日に第一次世界大戦が停戦したことを記念し、特にヨーロッパ各地でこの日が祝日や記念日になっている。戦没者追悼記念日(Remembrance Day)、ポピー・デー (Poppy Day)(イギリス・カナダ)、退役軍人の日(Veteran's Day)(アメリカ合衆国)、休戦記念日(Jour de l'Armistice)(フランス・ベルギー)
第一次世界大戦の停戦(1918年11月11日)を記念する日。
イギリスやカナダではポピーを飾り、静粛な追悼が行われる。
1918年11月11日午前5時(パリ時間)にコンピエーニュで停戦協定が発効。
これを受け、欧米諸国では死者を悼む追悼式典が始まり、後に戦没者追悼記念日と定着。
イギリスやカナダでは赤いポピーを胸に着け、午前11時に2分間の黙祷が捧げられる。
アメリカでは同日に退役軍人の日(Veteran's Day)とし、生存退役軍人を称える祝日に。
フランスやベルギーでは「休戦記念日」として軍事パレードや国民的記念式典が開催される。
現在も世界各地で戦争犠牲者を偲ぶ重要な記念日となっている。
第一次世界大戦
1918年
戦没者追悼記念日
イギリス
カナダ
退役軍人の日
アメリカ合衆国
休戦記念日
フランス
ベルギー
カルタヘナ独立記念日
国・地域:
コロンビア
1811年のこの日、ヌエバ・グラナダ(現在のコロンビア)のカルタヘナ・デ・インディアスがスペインからの独立を宣言した。独立記念日(Narodowe Święto Niepodległości)(ポーランド)第一次世界大戦の停戦により、ドイツとソビエト連邦から領土が割譲されてポーランドが再置されたことを記念。かつてはソ連がポーランド国民解放委員会を設立した(1944年)7月22日だったが、民主化後に変更された。
1811年11月11日、現在のコロンビア・カルタヘナでスペインからの独立を宣言。
同国の独立戦争の先駆けとなった歴史的瞬間。
スペイン植民地時代の主要港湾都市カルタヘナ・デ・インディアスが1811年に独立を宣言。
ヌエバ・グラナダの他地域にも独立の機運が波及し、最終的に1821年のコロンビア独立へと繋がった。
市内では歴史的要塞や旧市街がシンボルとして残り、祝賀パレードや軍事行進が行われる。
学校や公的機関では国旗掲揚や歴史講演が催され、住民が民族衣装を着て伝統舞踊を披露。
観光客向けにコロンビア料理やコーヒーの試飲会も開催され、国家の誇りと文化を称える日となっている。
また多くの地元アーティストによるコンサートや工芸市も毎年行われる。
コロンビア
1811年
ヌエバ・グラナダ
コロンビア
カルタヘナ・デ・インディアス
スペイン
独立記念日
ポーランド
ドイツ
ソビエト連邦
ポーランド国民解放委員会
1944年
7月22日
民主化
独立記念日
国・地域:
アンゴラ
1975年のこの日、アンゴラがポルトガルからの独立を宣言した。
1975年11月11日、アンゴラがポルトガルからの独立を宣言。
アフリカ植民地時代の終焉を象徴する日。
16世紀から約500年にわたりポルトガルの植民地支配下にあったアンゴラは、激しい独立戦争を経て1975年に自治を獲得。
独立時にはアゴスティーニョ・ネット大統領が就任し、祝賀行事として国家斉唱やパレードが首都ルアンダで開催された。
ナショナルデーとして法定祝日に定められ、全国で音楽祭や伝統舞踊、スポーツ大会が行われる。
植民地時代の記憶と自立への誇りを共有し、国民の結束を深める重要な祝日となっている。
また近年は独立後の社会発展と和解をテーマにしたセミナーや文化フェスティバルも注目を集めている。
市民は国旗の緑・赤・黒・黄のカラーで街を飾り、未来への期待を込めて祝福を行う。
アンゴラ
1975年
ポルトガル
モルディブ共和国記念日
1968年11月11日、モルディブが王政から共和制へ移行し、共和国樹立を祝う日。
建国後の新たな国家体制の始まりを記念する祝日。
英連邦自治国として王政の下にあったモルディブは、1968年の国民投票で共和制を選択。
同年11月11日に第二共和制を宣言し、イブラヒム・ナシルが初代大統領に就任した。
以来、共和国成立記念日として法定祝日となり、国旗掲揚や軍事パレードが首都マレで行われる。
伝統舞踊や音楽演奏、文化公演も開催され、国民が民族衣装を身にまとい祝賀気分に浸る。
観光業が主要産業であるモルディブでは、祝日に合わせたホテルやリゾートの特別イベントも人気。
共和国の歴史的変革を振り返り、国家統一と発展を願う重要な国民の祝日となっている。
モルディブ
戦没者追悼記念日(Remembrance Day)、ポピー・デー (Poppy Day)・カナダ)
国・地域:
イギリス
イギリスとカナダで第一次世界大戦の戦没者を追悼する日。
胸に赤いポピーを着用し、黙祷や式典が行われる。
1918年11月11日に締結された第一次世界大戦停戦協定を受け、戦没者追悼のために制定。
イギリスやカナダでは赤いケシの花を象徴とし、11月11日に街や政府施設で式典が行われる。
午前11時の2分間の黙祷やパレードが伝統で、退役軍人や遺族が参加する。
ポピーの収益は退役軍人支援団体に寄付される仕組みになっており、社会的意義も大きい。
学校では歴史教育の一環として児童・生徒が式典に参加し、世代を超えた記憶の継承が図られている。
戦没者追悼記念日
イギリス
カナダ
退役軍人の日(Veteran's Day)
国・地域:
アメリカ合衆国
第一次世界大戦停戦日に由来し、すべての退役軍人を称えるアメリカの連邦祝日。
パレードや式典が全国各地で開催される。
1919年に開始されたアルミッス・デイが前身で、1954年に「Veteran's Day」と改称。
毎年11月11日に連邦政府、州政府、市町村が式典やパレードを開催し、退役軍人の功績を讃える。
アーリントン国立墓地では大統領も参加する追悼式が行われ、戦没者慰霊碑に献花が捧げられる。
学校や民間団体も講演会や感謝イベントを実施し、若い世代に平和と自由の尊さを伝える。
「メモリアルデー」が戦没者を記念するのに対し、Veteran's Dayは生存する退役軍人に焦点を当てている。
退役軍人の日
アメリカ合衆国
公共建築の日
数字の「1」が4つ並ぶ「1111」を建物の基本的な構造を象徴する4本の「柱」とイメージしたもの。日本公共建築協会が制定。国会議事堂の完成年月が昭和11年11月であることにも由来。
公共建築の価値を考えるために日本公共建築協会が制定した記念日です。
日本公共建築協会が制定した、公共建築の価値を考える記念日です。
1111を建物の柱に見立て、公共施設の基礎構造を象徴しています。
国会議事堂が昭和11年11月に完成したことにも由来します。
建築見学ツアーや講演会を通じて、歴史的建造物を紹介。
公共建築の保存・活用と市民参加の重要性を啓発する日です。
石棒の日
1111が縄文時代の石製品「石棒」が並んでいる様子に見えることから、飛騨市の博物館ファン団体、石棒クラブが提唱。毎年11月に石棒をテーマとしたイベントを行っている。
縄文時代の石製品「石棒」が「1111」に見えることから提唱された記念日です。
飛騨市の博物館ファン団体「石棒クラブ」が提唱して制定。
数字の並び「1111」が石棒を縦に並べた様子に見えることから11月11日と定められました。
毎年11月には石棒をテーマにした展示会やワークショップなどのイベントを開催。
歴史や考古学に興味がある人にとって貴重な学びと体験の機会です。
地域文化の魅力を再発見できるユニークな記念日といえるでしょう。
石棒クラブ
西陣の日
西陣織工業組合ら13団体からなる「西陣の日」事業協議会が1969年に制定。応仁の乱終結後、全国各地に散らばっていた織手達が西軍の本陣のあったあたり(西陣)に住みついたことが西陣織の由来であることから、応仁の乱が終結した1477年(文明9年)11月11日を記念日とした。
応仁の乱終結の1477年11月11日を由来とする西陣織の伝統を祝う記念日です。
西陣織工業組合など13団体による「西陣の日」事業協議会が1969年に制定。
応仁の乱終結後、京都西陣地域に織手が集まったことが西陣織の起源とされています。
1477年(文明9年)11月11日を記念日に選定し、伝統技術を顕彰。
当日は西陣織の展示会や見学ツアー、体験教室が開催されます。
長い歴史と美しい織物文化に触れる貴重な機会を提供する日です。
西陣
応仁の乱
織手
西陣
1477年
文明