11月17日の誕生日 - 科学者・研究者

万暦28年10月12日

朱舜水

(1600 - 1682)

儒学者

明末清初に活躍した中国の儒学者。西洋知識の受容に先駆的な役割を果たした。

明朝滅亡後に日本へ渡り、幕府や大名に儒学を教授した。中国伝統の儒学に加え、天文学や地理学など西洋学問を紹介した。江戸幕府の外交や文化交流に影響を与え、朱子学の発展に寄与した。『日本外史』など多数の著作を残し、儒学者として高い評価を受けた。 1682年に江戸で死去し、現在も記念碑が残る。

1600年万暦 10月12日朱舜水儒学者 1682年

1717年

ジャン・ル・ロン・ダランベール

(1717 - 1783)

数学者、思想家

数学者思想家

フランス啓蒙時代の数学者・哲学者。『百科全書』の編集に携わった。

パリ生まれの天才数学者で、調和の理論に貢献した。微分方程式や振動論の研究で名声を得る。ディドロらと共に『百科全書』を編纂し、啓蒙思想の普及に尽力した。思想家として政治や宗教批判の論文も執筆した。 1783年に没し、科学と哲学の両面で影響を残した。

1717年ジャン・ル・ロン・ダランベール数学者思想家 1783年

1753年

ヘンリー・アーネスト・ミューレンバーグ

(1753 - 1815)

ルーテル教会の聖職者、植物学者

ルーテル教会の聖職者植物学者

アメリカのルーテル教会聖職者で植物学者。北米の植物分類に貢献した。

ニューヨーク州で生まれ、ルーテル教会の牧師として活動した。植物収集や標本作製に熱心に取り組み、多数の新種を記載した。特に北米の草本植物の研究で知られ、「ミューレンバーグ」の名を種小名に残す。学術出版物や友好関係を通じ、19世紀初頭のアメリカ植物分類学の発展に寄与した。 1815年に没し、その業績は今日まで受け継がれている。

ヘンリー・アーネスト・ミューレンバーグ 1815年

1790年

アウグスト・フェルディナント・メビウス

(1790 - 1868)

数学者

ドイツの数学者。位相幾何学の基礎を築き、メビウス帯で知られる。

1790年にドイツで生まれた。代数、幾何学、天文学など幅広く研究を行った。メビウス変換やメビウス帯の概念を導入し、位相幾何学の発展に大きく寄与した。大学で教鞭をとり、多くの弟子を育成した。 1868年に没し、その業績は今日も数学界で高く評価されている。

1790年アウグスト・フェルディナント・メビウス 1868年

1897年

坂口謹一郎

(1897 - 1994)

応用微生物学者

日本の応用微生物学者。発酵食品研究の先駆者。

1897年に福岡県で生まれた。東京帝国大学で微生物学を学び、発酵食品の研究に従事した。醤油や味噌などの品質改良に貢献し、産業応用を推進した。国立衛生試験所長などを歴任し、教育と研究の両面で功績を残した。 1994年に没し、その業績は食品産業に大きな影響を与えた。

1897年坂口謹一郎 1994年

1905年

富樫凱一

(1905 - 1993)

土木工学者、建設官僚

土木工学者建設官僚

日本の土木工学者・建設官僚。戦後のインフラ整備と土木技術の発展に寄与。

1905年に生まれ、東京帝国大学工学部で土木工学を学ぶ。建設省に入省し、道路や橋梁、ダムなどの社会資本整備を統括した。耐震技術や河川工学の研究にも携わり、安全性向上に尽力。1950〜60年代の高度経済成長期に多くの大規模プロジェクトを指導した。学会活動を通じて後進の育成にも貢献。1993年に没し、日本のインフラ発展に貢献した功績は大きい。

1905年富樫凱一 1993年

1922年

スタンリー・コーエン

(1922 - 2020)

生化学者

アメリカの生化学者。神経成長因子（NGF）や上皮成長因子（EGF）の発見により、1986年にノーベル生理学・医学賞を受賞した。

1922年にニューヨークで生まれ、シカゴ大学で学位を取得後、バンダービルト大学で教授として研究を続けた。1950年代から神経成長因子（NGF）の探索を始め、1978年に上皮成長因子（EGF）を同定。これらの発見は細胞生物学や医療研究に革命的な影響を与えた。1986年にはリタ・レヴィ＝モンタルチーニと共にノーベル生理学・医学賞を受賞。研究者として多くの論文を発表し、後進の育成にも尽力し、2020年に97歳で逝去した。

1922年スタンリー・コーエン生化学者 2020年

1925年

森田浩一郎

(1925 - 2017)

医学博士

1925年森田浩一郎医学博士 2017年

1926年

高橋良

(1926 - 1988)

医学者、精神科医、長崎大学名誉教授

医学者精神科医長崎大学名誉教授

日本の医学者・精神科医。長崎大学名誉教授として臨床と教育に貢献した。

1926年に生まれ、東京大学医学部を卒業後、精神医学の研究と臨床に従事。長崎大学で教授として学生教育に力を注ぎ、地域医療と精神保健の向上に寄与。臨床現場での経験をもとに多くの論文を発表し、後進の育成にも尽力。1988年に逝去した。

1926年高橋良長崎大学 1988年

1938年

鈴木敬夫

法学者、札幌学院大学名誉教授

法学者札幌学院大学名誉教授

1938年鈴木敬夫札幌学院大学

1949年

二宮宣文

医学者

1949年生まれの日本の医学者。臨床と研究の両面で医学の発展に貢献している。

二宮宣文（1949-）は日本の医学者。大学病院で臨床医として患者の診療にあたりながら、基礎研究にも従事。臨床データの分析や治療法の検証を通じて、医療技術の向上に寄与。多数の学術論文を発表し、国内外の学会で成果を発表している。後進の医師教育にも注力し、医療現場の発展に貢献している。

二宮宣文