11月17日の命日 - 芸術家・音楽家

1862年

アレクセイ・ヴェルストフスキー

(1799 - 1862)

作曲家

ロシアの作曲家。オペラや歌曲で人気を博したロマン派の先駆け。

1799年にロシアで生まれたアレクセイ・ヴェルストフスキーは、オペラ作曲家として知られます。代表作『アスコルドの墓』は大衆に支持され、ロシア国民楽派形成に寄与しました。オペレッタやロマンサーを手がけ、その美しい旋律は当時の劇場で高い評価を得ました。また、彼は音楽出版業にも関与し、ロシア音楽の普及にも貢献しました。 1862年に逝去するまで、多彩な作品を残しました。

1862年アレクセイ・ヴェルストフスキー 1799年

1912年

リチャード・ノーマン・ショウ

(1831 - 1912)

建築家

英国の建築家で、クイーンアン様式の代表的作家。

1831年にロンドンで生まれ、フィリップ・ウェッブに師事しました。後に独立し、クイーンアン様式とアーツ・アンド・クラフツ運動の発展に寄与しました。大規模な邸宅や公共建築を手がけ、ホランド公会堂やニュースコットランドヤードなどの設計で知られます。彼の作品は伝統的要素と革新的デザインを融合させた点が特徴です。1912年にその生涯を終えました。

1912年リチャード・ノーマン・ショウ建築家 1831年

1917年

オーギュスト・ロダン

(1840 - 1917)

彫刻家

フランス近代彫刻の巨匠で、『考える人』などの代表作を生んだ。

1840年にパリで生まれました。19世紀末から20世紀初頭にかけて、自然主義と表現主義を融合させた斬新な彫刻を発表しました。『地獄の門』『カレーの市民』など、力強い人体表現が特徴です。創作活動を通じて彫刻の概念を一新し、後世の芸術家に大きな影響を与えました。1917年に死去しました。

1917年オーギュスト・ロダン彫刻家 1840年

1931年

エドワード・シモンズ

(1852 - 1931)

画家

米国の画家で、印象派や装飾画で知られる。

1852年に生まれ、パリの美術アカデミーで学びました。帰国後、『十人のアメリカ人画家』の一員として印象派の紹介に尽力しました。ライブラリー・オブ・コングレスの壁画など公共空間の装飾画も多く手がけました。その繊細な色彩感覚と優雅な筆致は高く評価されました。1931年に没しました。

1931年エドワード・シモンズ 1852年

1936年

エルネスティーネ・シューマン＝ハインク

(1861 - 1936)

アルト歌手

オーストリア出身の世界的に活躍したアルト歌手。豊かな低域と表現力で知られ、オペラやコンサートで人気を博した。

エルネスティーネ・シューマン＝ハインク（1861-1936）は、オーストリア出身のコントラルト歌手です。ウィーン音楽院で学び、ヨーロッパ各地のオペラハウスで主要な役を務めました。豊かな低域の声質と幅広い音域を武器に、ドイツ・オーストリア・アメリカで絶大な人気を獲得。第一次世界大戦中も演奏活動を続け、多くのレコーディングを残しました。晩年はアメリカに定住し、後進の指導にも尽力しました。

1936年エルネスティーネ・シューマン＝ハインクアルト 1861年

1937年

貴志康一

(1909 - 1937)

音楽家

日本の作曲家。ピアノ曲を中心に、近代日本音楽の発展に貢献した。

貴志康一（1909-1937）は、日本の作曲家です。東京音楽学校（現・東京芸大）で学び、フランス留学の経験を持ちます。主にピアノソロ曲や室内楽を中心に作品を発表しました。特にピアノ曲『小さな歌劇』は今日でも演奏されています。 28歳の若さで逝去しましたが、近代日本音楽に影響を与えました。

1937年貴志康一音楽家 1909年

1940年

エリック・ギル

(1882 - 1940)

彫刻家、タイポグラファー、版画家

彫刻家タイポグラファー版画家

イギリスの彫刻家・タイポグラファー。『ギル・サンズ』などの書体を生み出した。

エリック・ギル（1882-1940）は、イギリスの彫刻家でありタイポグラファー、版画家です。彼がデザインした書体『ギル・サンズ』や『ペルペチュア』は現在も広く使用されています。彫刻作品では宗教的モチーフを多く扱い、教会建築にも貢献。イラストレーションや版画では細部へのこだわりが光ります。個人生活については論争を呼びましたが、その芸術的功績は高く評価されています。

1940年エリック・ギル英語版タイポグラファー版画家 1882年

1952年

弘田龍太郎

(1892 - 1952)

作曲家

童謡の名曲を多く生み出した日本の作曲家。

弘田龍太郎（1892-1952）は、日本の作曲家で、童謡の分野で多くの名曲を残しました。代表作には『赤とんぼ』『春の小川』などがあります。東京音楽学校で学んだ後、声楽や器楽曲を幅広く作曲。戦後も活発に活動し、歌唱指導にも尽力しました。今なお多くの子どもたちに歌い継がれています。

1952年弘田龍太郎作曲家 1892年

1959年

エイトル・ヴィラ＝ロボス

(1887 - 1959)

作曲家

ブラジルを代表する作曲家。民族音楽を取り入れた革新的な作品で知られる。

1887年にブラジル・リオデジャネイロで生まれ、独学で作曲を学んだ。 1913年から国外でも活動を開始し、『バッキアーナス・ブラジレイラス』『ショーロス』など代表作を次々と発表。ブラジルの民俗音楽と西洋音楽を融合させた作風は国際的にも高く評価され、多くの演奏家に影響を与えた。教育者としても活躍し、リオデジャネイロ音楽院の設立に尽力。 1959年11月17日に母国ブラジルで没し、その革新的な音楽は現在も世界中で演奏され続けている。

1959年エイトル・ヴィラ＝ロボス 1887年

1982年

エドゥアルド・トゥビン

(1905 - 1982)

作曲家

作曲家。クラシックや映画音楽など多彩な作品を残した。

1905年に生まれ、クラシック音楽を基盤に多彩なジャンルで作曲活動を展開。オーケストラ作品や室内楽、映画音楽など多岐にわたる作品を残した。細やかな旋律と豊かな和声を特徴とし、聴衆を魅了した。後進の作曲家にも影響を与え、1982年にその生涯を閉じた。

1982年エドゥアルド・トゥビン 1905年

1982年

レオニード・コーガン

(1924 - 1982)

ヴァイオリニスト

ソ連を代表する名ヴァイオリニスト。繊細かつ情感豊かな演奏で国際的に高く評価された。

レオニード・コーガン（1924年生-1982年没）は、ソ連出身のヴァイオリニスト。幼少期から神童として注目され、モスクワ音楽院で学ぶ。 20世紀を代表する名手として、ロマン派から近現代作品まで幅広いレパートリーを持ち、深い表現力と正確なテクニックが特徴。世界各地のオーケストラと共演し、レコーディングでも高い評価を得た。後進の指導にも力を入れ、多くの弟子を育成した。

レオニード・コーガンヴァイオリニスト 1924年

2003年

吉田雅夫

(1915 - 2003)

フルート奏者

1915年生まれのフルート奏者。国内外で演奏活動を展開した。

吉田雅夫は1915年に生まれ、フルート奏者として国内外で演奏活動を行いました。オーケストラや室内楽での演奏を通じて透明感のある音色を披露し、高い評価を得ました。後進の指導にも力を入れ、多くの奏者に影響を与えました。2003年11月17日に逝去しました。

吉田雅夫 1915年