1727年

フィリベール・コメルソン

(1727 - 1773)

植物学者、博物学者

植物学者 博物学者
フランスの植物学者・博物学者。ブーガンヴィル遠征に参加し数多くの植物を記録。
1727年にパリで生まれ、パリ大学で自然史を学ぶ。18世紀中葉、探検家ルイ・アントワーヌ・ド・ブーガンヴィルの太平洋航海に参加し、南半球の珍植物を採集・記載。特に熱帯地域の植物研究で業績を挙げ、後に『博物誌』を執筆。コメルソニアやコミュンソン豆など彼の名を冠した種も多い。1773年に没するまで熱心に研究に打ち込んだ。
1727年 フィリベール・コメルソン 1773年
1787年

ルイ・ジャック・マンデ・ダゲール

(1787 - 1851)

画家、写真家、写真の発明者

画家 写真家 写真の発明者
フランスの画家・写真家。ダゲレオタイプを発明した写真技術の先駆者です。
1787年にフランスのコルム=ラ=レヴィで生まれました。若くして画家として劇場用風景画(ディオラマ)を製作。1820年代に光学や化学への興味を深め、ジョセフ・ニエプスとの研究から1839年に実用的な写真技法『ダゲレオタイプ』を発表。世界各地に写真技術を広め、視覚表現に革新をもたらした。1851年に没するまで、芸術と科学の架け橋として活躍しました。
1787年 ルイ・ジャック・マンデ・ダゲール 画家 写真家 1851年
1810年

エイサ・グレイ

(1810 - 1888)

植物学者

植物学者
アメリカの植物学者。北米植物学の発展に尽力しました。
1810年にアメリカ合衆国で生まれました。ハーバード大学で教鞭を執り、北アメリカ植物相の体系的研究を推進。共著『Flora of North America』などで植物分類学に大きく貢献。チャールズ・ダーウィンと学術的交流を重ね、進化論の理解にも寄与。トーレイ植物学会の設立にも関与し、米国植物学界を牽引。1888年に没しました。
1810年 エイサ・グレイ 1888年
1815年

ローレンツ・フォン・シュタイン

(1815 - 1890)

政治学者

政治学者
ドイツの政治学者・経済学者。官僚制や社会政策の理論で知られます。
1815年にドイツのハレで生まれました。法学や経済学を学び、パリやヘルシンキ、ウィーンの大学で教授職を歴任。官僚制の理論や社会政策の研究で知られ、社会主義の諸潮流を分析した著作『Modern Socialism』を発表。ヨーロッパ各地の政策形成に影響を与え、近代国家の行政理論に貢献。1890年に没しました。
1815年 ローレンツ・フォン・シュタイン 政治学者 1890年
1832年

アドルフ・エリク・ノルデンショルド

(1832 - 1901)

鉱山学者、探検家

鉱山学者 探検家
スウェーデンの鉱山学者・探検家。北極探検や北東航路の開拓で知られる。
1832年にフィンランドのスウェーデン系貴族の家系に生まれ、鉱山学を学びました。教授としてフィンランドやロシアで教鞭をとる一方、極地探検に情熱を注ぎました。1878年から1879年の航海で北東航路を初めて全航行し、国際的な評価を得ました。北極海の地質や気候に関する調査を数多く行い、極地研究の基礎を築きました。多数の著作を残し、後進の探検家や研究者に大きな影響を与えました。
1832年 アドルフ・エリク・ノルデンショルド 探検家 1901年
1839年

アウグスト・クント

(1839 - 1894)

物理学者

物理学者
ドイツの物理学者。音響学実験装置「クント管」で知られる。
1839年にドイツで生まれ、ケーニヒスベルク大学やストラスブール大学などで教鞭を執りました。音波の性質を探るためにクント管を考案し、気体中および固体中の音速測定を行ったことで知られます。クント管実験は物質の内部構造解析にも応用され、音響学の基礎研究に大きく貢献しました。さらに熱光学や磁気学の分野でも業績を残し、後の物理学発展に影響を与えました。1894年に没しました。
1839年 アウグスト・クント 1894年
1897年

中川善之助

(1897 - 1975)

法学者

法学者
日本の法学者。民法学の研究で知られ、法学教育に貢献した。
1897年に生まれ、京都帝国大学法学部を卒業後、同大学で教鞭をとった。民法・商法を専門とし、多くの論文と著書を発表。戦後の法学教育の再構築にも携わり、後進の育成に尽力した。日本学士院会員として学界を代表する存在となり、1975年に没した。
1897年 中川善之助 法学者 1975年
1897年

パトリック・ブラケット

(1897 - 1974)

実験物理学者

実験物理学者
イギリスの実験物理学者。高エネルギー物理学の研究でノーベル賞を受賞した。
1897年に生まれ、高速粒子の検出と原子核反応の研究で名を馳せた。第二次世界大戦中はレーダー技術の開発にも関与。1948年にノーベル物理学賞を受賞し、戦後はマンチェスター大学教授として後進の育成に努めた。1974年に没し、その業績は物理学史に燦然と輝く。
パトリック・ブラケット 1974年
1901年

ジョージ・ギャラップ

(1901 - 1984)

ギャラップ調査の創始者

ギャラップ調査の創始者
世論調査のパイオニア。ギャラップ調査を創設し、世論分析の基礎を築いた。
1901年にオクラホマ州で生まれる。大学卒業後、ジャーナリズムや広告業界で経験を積んだ。 1935年にギャラップ社(現ギャラップ)を設立し、科学的サンプリング調査を導入。 アメリカ大統領選挙の事前予測などで注目を集め、世論調査の信頼性向上に貢献。 簡潔で分かりやすい質問方法を考案し、調査結果の社会的影響を拡大した。 第二次世界大戦中には軍の士気調査を担当し、政策立案にも寄与。 1984年に逝去するまで、調査手法の普及と教育に尽力し、世界中にギャラップ・ブランドを築いた。
1901年 ジョージ・ギャラップ 1984年
1906年

アレック・イシゴニス

(1906 - 1988)

自動車技術者

自動車技術者
英国の自動車技術者。ミニなど革新的な車両設計で知られる。
1906年にインドで生まれ、幼少期にイギリスへ移住した。 ロンドン大学で機械工学を学び、小型車の設計に興味を持つ。 第二次世界大戦後、ベンツヴィル社で車両設計を手がけ、独創的なアイデアを発揮。 1959年にBMCの小型車プロジェクトを主導し、『ミニ』として世界的ヒットを記録。 卓越したパッケージングとスペース効率を追求し、小型車の概念を刷新。 1988年に逝去するまで、数々の商業車やレーシングカーの設計に貢献した。
アレック・イシゴニス 1988年
1906年

ジョージ・ワルド

(1906 - 1997)

科学者

科学者
アメリカの生化学者・生理学者。ノーベル生理学・医学賞受賞者。
1906年にニューヨークで生まれる。ハーバード大学で研究を開始。 視覚化学に関する研究で知られ、特に網膜におけるビタミンAの役割を解明。 1967年にニコライ・ホーリングと共にノーベル生理学・医学賞を受賞。 視覚の分子メカニズムを解明した業績は、光受容体研究の礎となる。 教育者としても活躍し、多くの大学で講義を担当。後進の指導に尽力した。 1997年に逝去するまで、生化学の発展に大きく寄与した。
ジョージ・ワルド 1997年
1921年

楠宏

(1921 - 2021)

地球物理学者、地理学者

地球物理学者 地理学者
地球物理学・地理学の分野で研究を行い、多くの業績を残した学者です。
1921年に生まれ、東京大学理学部を卒業後、地球物理学の研究に従事しました。プレートテクトニクス理論の発展に貢献し、海洋地殻の構造解析などで成果を挙げました。地理学でも地形形成や地質学的調査に取り組み、国内外で高い評価を受けました。大学教授として多くの学生を指導し、学会活動にも積極的に参加しました。2021年に逝去しましたが、その研究は現在も広く参照されています。
1921年 楠宏 地球物理学者 地理学者 2021年