1632年

バールーフ・デ・スピノザ

(1632 - 1677)

合理主義哲学者

合理主義哲学者
17世紀オランダの合理主義哲学者。『エチカ』などで独自の哲学体系を構築し、西洋哲学に大きな影響を与えた。
1632年にアムステルダムで生まれたユダヤ系ポルトガル人の家庭に育ち、宗教や政治への批判的な視点を養った。主要著作『エチカ』では幾何学的手法を用いて神と自然の同一性を説く汎神論を提示し、理性と感情の本質を論じた。合理主義哲学を代表する存在として、当時の宗教権威から異端視されながらも思想を貫き、『エチカ』は没後に広く読まれた。その独創的な哲学体系はライプニッツや後世の啓蒙思想家に大きな影響を与えた。
1632年 バールーフ・デ・スピノザ 合理主義哲学者 1677年