1944年

辻潤

(1884 - 1944)

翻訳家、思想家

翻訳家 思想家
西洋哲学書を積極的に日本語に訳し、大正・昭和期の思想界に新風をもたらした翻訳家・思想家。
1884年に神戸で生まれた辻潤は、早稲田大学やパリ大学で哲学を学びました。帰国後はニーチェやキルケゴール、トマス・マンなどの作品を精力的に翻訳し、日本の知識層に西洋思想のエッセンスを紹介しました。翻訳活動だけでなく、自身も哲学エッセイや評論を執筆し、倫理や宗教、芸術について独自の視点を展開しました。また、言語や文化の差異を考察する民俗学的な視点も持ち合わせており、多方面で高い評価を受けました。1944年に逝去した後も、その業績は戦後の学術研究に大きな影響を与え続けています。
1944年 辻潤 翻訳家 思想家 1884年
1990年

西谷啓治

(1900 - 1990)

思想家

思想家
日本の哲学者で、京都学派の一人として西洋哲学と東洋思想の融合を図った。
1900年、東京に生まれ、東京帝国大学(現東京大学)で哲学を専攻。 1930年代にドイツに留学し、ハイデッガーやフッサールらの存在論を研究。 戦後、京都大学教授として哲学教育に尽力し、京都学派の発展に貢献。 主著『宗教と無』などで東洋の仏教思想と西洋の実存主義を架橋。 1990年に逝去。その革新的な視座は現代思想にも大きな影響を与えている。
1990年 西谷啓治 1900年
2002年

ジョン・ロールズ

(1921 - 2002)

思想家

思想家
アメリカの政治哲学者。『正義論』で知られる。
ジョン・ロールズはアメリカの政治哲学者。1971年に刊行された『正義論 (A Theory of Justice)』で、リベラルな正義の原理を提唱し、現代政治哲学に大きな影響を与えた。ハーバード大学で教鞭を執り、多くの哲学者や政治学者を育成した。
ジョン・ロールズ 1921年