1810年

ウィリアム・フルード

(1810 - 1879)

技術者、水力学者、船舶工学者

技術者 水力学者 船舶工学者
イギリスの技術者・水理学者で、船舶設計理論に大きな貢献をした。
ウィリアム・フルードは19世紀イギリスの技術者・水理学者で、船舶工学の先駆者として知られる。船体模型実験を通じて船の抵抗や浮力に関する理論を確立し、フルード数(Froude number)は流体力学の基本的無次元数として広く用いられる。彼の研究成果は海軍や商船の設計に応用され、英国造船技術の発展を支えた。土木や河川工学にも関心を持ち、ダムや運河の設計助言を行った。1879年に69歳で没し、その理論的業績は今日でも基盤として活用されている。
1810年 ウィリアム・フルード 技術者 水力学 船舶工学 1879年
1820年

フリードリヒ・エンゲルス

(1820 - 1895)

経済学者

経済学者
ドイツの社会主義思想家・経済学者で、マルクスとともに共産主義理論を構築した。
フリードリヒ・エンゲルスはドイツ出身の社会科学者・哲学者で、カール・マルクスと共に『共産党宣言』を執筆し科学的社会主義の基礎を築いた。資本家の家庭に育ち、工場視察や実業家としての経験を通じて資本主義の構造を分析した。『イギリス労働者階級の状況』などで労働者の実情を報告し、政治経済学に貢献した。弁証法的唯物論や歴史的唯物論を展開し、20世紀の社会主義運動に大きな影響を与えた。マルクス没後も著作の編集に尽力し、その理論的遺産は現在も研究され続けている。1895年にロンドンで没した。
1820年 フリードリヒ・エンゲルス 経済学者 1895年
1878年

寺田寅彦

(1878 - 1935)

物理学者

物理学者
日本の物理学者・随筆家。自然現象を題材にした観察記で知られる。
寺田寅彦(てらだ・とらひこ、1878年11月28日 - 1935年9月10日)は、日本の物理学者、随筆家。 東京帝国大学で物理学を学び、地震学や気象学の研究で成果を上げた。 特に地殻の変動や地震予知に関心を持ち、多くの論文を発表。 一方で、科学者の視点から日常の自然現象をユーモアを交えて綴った随筆は広く親しまれた。 代表作「猫の尻尾」「米百俵」などは文学的価値も高く、今なお読み継がれている。
1878年 寺田寅彦 物理学者 1935年
1908年

クロード・レヴィ=ストロース

(1908 - 2009)

社会人類学者、思想家

社会人類学者 思想家
フランスの社会人類学者。構造主義人類学の創始者。
クロード・レヴィ=ストロース(Claude Lévi-Strauss、1908年11月28日 - 2009年10月30日)は、フランスの社会人類学者、思想家。 野生の人類社会の調査を行い、比較文化研究を通じて構造主義人類学を確立した。 『野生の思考』『親族の基本構造』など著作は世界中で翻訳され、学問的影響は計り知れない。 言語学や哲学、文学とも対話しながら、人間の根源的構造を解明しようとする学際的手法が特徴。 百歳を超えて活躍し続け、生涯を通じて人類学の発展に貢献した。
1908年 クロード・レヴィ=ストロース 社会人類学者 思想家 2009年
1929年

上田誠也

(1929 - 2023)

地球物理学者

地球物理学者
日本の地球物理学者。地球内部構造や地震研究に取り組んだ。
上田誠也 地球物理学者 2023年