寛平3年10月29日

円珍

(814 - 891)

天台宗の僧

天台宗の僧
平安時代の天台宗の僧で、比叡山延暦寺の教学を発展させた。
814年、現在の伊豆国で生まれ、若くして比叡山延暦寺に入山した。 838年に唐へ渡り、密教と天台教学を学ぶ。 帰国後、園城寺(三井寺)を中心に独自の教学体系を構築し、天台教学を広めた。 延暦寺内の宗論や派閥抗争に深く関与し、五箇室門跡制度を確立した。 891年に没し、日本の仏教界に大きな影響を残した。
891年 寛平 10月29日 円珍 天台宗 814年
天永2年11月2日

永観

(1033 - 1111)

三論宗の僧

三論宗の僧
平安時代の三論宗の僧で、京都の永観堂を創建した。
1033年に生まれ、貴族出身の家に育つ。 若くして仏門に入り、比叡山で修行を積んだ。 後に京都に帰り、禅林寺(永観堂)を建立して布教拠点とした。 弥勒信仰を広めるとともに、念仏礼拝の儀式を整備した。 1111年に没し、後世に永観堂として親しまれた。
1111年 天永 11月2日 永観 三論宗 1033年
1334年

ヨハネス22世

第196代ローマ教皇

第196代ローマ教皇
アヴィニョン教皇庁時代の第196代ローマ教皇として教皇権を強化した。
1244年頃にフランス南西部のカオールで生まれる。 1316年に教皇に選出され、ローマへ戻らずアヴィニョンに居住した。 教会財政の再建や教皇権拡大のために新税を導入し、異端審問を強化した。 フランシスコ会の修道規則を巡る論争を展開し、教皇至上権を主張した。 1334年に没し、アヴィニョン捕囚時代の教皇像を象徴する人物となった。
1334年 ヨハネス22世 ローマ教皇 1244年