12月04日の命日 - 思想家・哲学者

1679年

トマス・ホッブズ

(1588 - 1679)

政治哲学者

社会契約説を提唱したイギリスの政治哲学者。

1588年に生まれ、機械論的世界観を哲学に導入した。代表作『リヴァイアサン』で自然状態と国家の成立理論を展開した。強力な主権者への権力委譲を通じて秩序を維持する思想を確立した。合理主義の立場から社会契約論を発展させ、近代政治哲学に大きな影響を与えた。 1679年に没し、その理論は後世の哲学・政治学研究の基盤となった。

1679年トマス・ホッブズ 1588年

1975年

ハンナ・アーレント

(1906 - 1975)

政治哲学者、政治思想家

政治哲学者政治思想家

ドイツ系ユダヤ人の政治哲学者。全体主義の分析で知られる。

1906年にドイツのハノーファー近郊で生まれる。ベルリン大学で哲学を学び、マルティン・ハイデガーらに師事。ナチスの台頭を受け、1933年にフランスへ亡命。 1941年にアメリカに移住し、プリンストン高等研究所などで研究活動を展開。 1951年に刊行した『全体主義の起源』で全体主義の本質を分析し国際的評価を獲得。アイヒマン裁判を取材し、『イェリコの報告』で悪の凡庸性を提起。『人間の条件』では公共性と私的領域を論じ、現代政治思想に大きな影響を与えた。 1975年12月4日、ニューヨークで逝去。

1975年ハンナ・アーレント政治哲学者政治思想家 1906年

2007年

今中寛司

(1913 - 2007)

思想学者、同志社大学名誉教授

思想学者同志社大学名誉教授

日本の思想学者、同志社大学名誉教授。ドイツ哲学や政治思想を研究した学識者。

1913年生まれの思想学者。同志社大学で長年教鞭を執り、多くの学生や研究者を指導。専門はヘーゲルをはじめとするドイツ観念論や政治思想で、数多くの論文や著書を発表。学界で高い評価を受け、社会思想の普及と教育に貢献。名誉教授として学術的業績を称えられ、講演や執筆活動も精力的に行った。 2007年、94歳で逝去した。

2007年今中寛司同志社大学 1913年