12月21日の誕生日 - 芸術家・音楽家

1401年

マサッチオ

(1401 - 1428)

画家

15世紀初期のイタリア・ルネサンスの画家。遠近法を用いた革新的な作品で知られる。

1401年にトスカーナ州サンタ・マリア・デル・カーミネで生まれる。フィレンツェで活動し、マシーリオ・フィチーノらの学問サロンに参加した。初期の代表作『聖三位一体』では正確な遠近法を導入し、空間表現に革命をもたらした。『聖マタイの召命』『聖マタイの殉教』などの連作でも人間の表情や動きを生き生きと描き出した。若くして早逝したが、その画業は後世の画家に大きな影響を与えた。

1401年マサッチオ画家 1428年

1815年

トマ・クチュール

(1815 - 1879)

画家

フランスの歴史画家で画塾を開き、マネら多くの画家を育てた。

1815年にパリ近郊で生まれる。『帝政ローマの衰亡』などの歴史画で名を馳せた。ロマン主義と古典主義を融合した作風が特徴。 1840年代に画塾を開設し、エドゥアール・マネらを育成。 1879年にパリで没し、その教育法と作品は後世まで影響を与えた。

1815年トマ・クチュール画家 1879年

1850年

ズデニェク・フィビフ

(1850 - 1900)

作曲家

チェコ・ロマン派を代表する作曲家の一人。

1850年にプラハ近郊で生まれる。歌曲集や交響詩、室内楽作品を多く手がけた。オペラ『ブルドンとジェジェーク』など演劇音楽にも精通。プラハ音楽院の教授として後進の教育にあたる。 1900年に没し、その叙情的な旋律はチェコ音楽の豊かさを示す。

ズデニェク・フィビフ作曲家 1900年

1881年

斎藤五百枝

(1881 - 1966)

美術デザイナー、画家、挿絵画家

美術デザイナー画家挿絵画家

大正から昭和期にかけて活躍した日本の美術デザイナー、画家、挿絵画家。

斎藤五百枝（1881年-1966年）は、日本の美術デザイナー、画家、挿絵画家。明治末期から昭和期にかけて書籍や雑誌の装丁・挿絵を多数手がけ、洋画と和の表現を融合した独自の作風で知られる。女性として画壇で活躍した先駆者の一人であり、異なるジャンルの芸術家との交流を通じて新しい表現を模索した。生涯を通じてポスターや広告デザインにも携わり、商業美術の分野にも多大な影響を与えた。彼女の作品は現在でも、当時のエレガントなデザイン感覚と色彩の美しさが高く評価されている。

1881年斎藤五百枝 1966年

1904年

ジャン・バザン (Jean René Bazaine)

(1904 - 2001)

画家

フランスの画家・ステンドグラス作家。

Jean René Bazaine（1904年-2001年）は、フランスの画家・ステンドグラス作家。 1930年代に風景画を中心に活動を開始し、抽象表現主義の方向性を模索した。 1960年代以降は教会のステンドグラス制作にも携わり、モダンアートと宗教芸術の融合を試みた。色彩と光の扱いに独自の手法を用い、多くの公共空間や宗教建築に作品を残した。弟子の育成や美術運動への参加を通じて、フランス現代美術の発展に寄与した。

1904年 Jean René Bazaine 画家 2001年

1907年

西田直道

(1907 - 1978)

作曲家、指揮者

作曲家指揮者

日本の作曲家・指揮者として多彩な音楽活動を展開した。

西田直道（1907年-1978年）は、日本の作曲家・指揮者。管弦楽、室内楽、舞台音楽など幅広いジャンルの作品を手がけた。作品には日本の伝統的要素を取り入れたものもあり、独自の音楽語法を築いた。戦後は音楽教育にも携わり、若手演奏家の育成に貢献した。没後も演奏会や録音によってその芸術性が再評価されている。

1907年西田直道 1978年

1940年

フランク・ザッパ

(1940 - 1993)

音楽家

革新的な作曲家・ギタリストとして知られるアメリカの音楽家。ロックやジャズ、現代音楽などを融合した作品で幅広い支持を得た。

1940年にアメリカ・メリーランド州ボルチモアで生まれたフランク・ザッパは、1964年にザ・マザーズ・オブ・インヴェンションを結成し音楽界に登場した。独特のユーモアと風刺を交えた歌詞、複雑な作曲手法で実験的な作品を次々と発表。ロックからクラシックまで多彩なジャンルを横断し、ライブパフォーマンスにも定評があった。政治・社会問題にも積極的に発言し、検閲や言論の自由を巡る論争を巻き起こした。1993年に前立腺癌で逝去したが、その先駆的な音楽性は後進のアーティストに大きな影響を与え続けている。

フランク・ザッパ音楽家 1993年

1943年

ウォルター"ウルフマン"ワシントン

ミュージシャン

ニューオーリンズ出身のブルース・ギタリスト兼シンガーで、情感あふれる演奏スタイルが特徴。

1943年にルイジアナ州ニューオーリンズで生まれたウォルター"ウルフマン"ワシントンは、地元のクラブシーンで頭角を現したミュージシャンです。ブルースとファンクを融合させたサウンドで注目され、自身のバンドを率いてライヴ活動を精力的に展開。アルバム『In the Shadow of the Moon』などで高い評価を得ました。ヴォーカルとギタープレイの両面で豊かな表現力を誇り、ニューオーリンズ音楽の伝統を今に伝えています。現在も演奏を続け、多くのファンに愛される存在です。

1943年ウォルター"ウルフマン"ワシントンミュージシャン

1944年

マイケル・ティルソン・トーマス

指揮者

アメリカの指揮者・作曲家で、サンフランシスコ交響楽団の音楽監督として世界的に活躍。

1944年にニューヨークで生まれたマイケル・ティルソン・トーマスは、幼少期から音楽に親しみ指揮の才能を開花させました。1971年からロサンゼルス・フィルハーモニックの首席指揮者を務め、その後シカゴ交響楽団やニューヨーク・フィルとも共演。1995年にはサンフランシスコ交響楽団の音楽監督に就任し、多彩なレパートリーと新作品の初演を推進しました。教育プログラム『ニュー・ワールド・シンフォニー』を創設し、若手育成にも大きく貢献。現代音楽への造詣が深く、国際的に高い評価を受けています。

1944年マイケル・ティルソン・トーマス指揮者

1946年

カール・ウィルソン

(1946 - 1998)

ミュージシャン

ザ・ビーチ・ボーイズのギタリスト兼ボーカリストとして活躍したアメリカのミュージシャン。

1946年にカリフォルニア州ホーソーンで生まれたカール・ウィルソンは、兄弟と共にザ・ビーチ・ボーイズを結成。リードギターとハーモニー・ボーカルを担当し、『God Only Knows』などの名曲制作に貢献しました。ソロ活動でも創造的なアルバムを発表し、バンドのサウンドに中心的な役割を果たしました。1998年にがんのため逝去しましたが、その音楽的遺産は今なお多くのファンに愛されています。

1946年カール・ウィルソンザ・ビーチボーイズ 1998年

1947年

パコ・デ・ルシア

(1947 - 2014)

ギタリスト

フラメンコギターの巨匠として世界的に知られるスペインのギタリスト。

1947年にスペイン南部のアルヘシラス近郊で生まれたパコ・デ・ルシアは、伝統的フラメンコを革新した芸術家です。代表作『秘密の花園』などで世界的評価を獲得し、ジャズやクラシックの要素を融合させた新たなスタイルを築きました。アランフェス協奏曲のギター編曲を手掛けるなど幅広い活動を展開。2014年に逝去しましたが、その革新的な演奏は多くのギタリストに受け継がれ、現在も影響を与えています。

パコ・デ・ルシアギタリスト 2014年

1953年

牧村三枝子

演歌歌手

日本の演歌歌手。力強い歌声と情感豊かな歌唱で多くのファンを魅了する。

1953年12月21日、鹿児島県出身。 1970年代初頭に歌手デビューし、演歌歌手として頭角を現す。代表曲『番場の忠太郎』や『雪の渡り鳥』がヒットし、年間レコード大賞にノミネート。テレビ歌番組やコンサートで圧倒的な歌唱力を披露。現在も全国各地でライブを開催し、演歌界を引っ張る存在であり続けている。

1953年牧村三枝子演歌歌手