12月22日の誕生日 - 科学者・研究者

元文4年11月4日

岡田寒泉

(1740 - 1816)

儒学者

江戸時代中期の儒学者、歴史学や文献学でも知られる。

1740年に尾張藩の武士の家に生まれる。朱子学を学び、林羅山の学統を継承。歴史・文献研究にも取り組み、多くの著作を残す。幕府や藩主の招聘を受けて教育や政策に助言。 1816年に没し、儒学界に大きな影響を与えた。

1740年元文 11月4日岡田寒泉儒学者 1816年

明和元年11月30日

高橋至時

(1764 - 1804)

天文学者

江戸時代の天文学者、暦学の研究に尽力した学者。

1764年に生まれ、京都で暦学を学ぶ。天文観測を行い、新たな暦法の研究に取り組む。多くの暦書を著し、江戸幕府に暦を献上。高橋家は後に水戸学の形成に関わる。 1804年に没し、日本の天文学史に足跡を残した。

1764年明和 11月30日高橋至時天文学者 1804年

1817年

トゥイスコン・ツィラー

(1817 - 1882)

文献学者、教育学者

文献学者教育学者

ドイツの文献学者・教育学者として古典文献の研究と教育制度改革に貢献した学者。

トゥイスコン・ツィラー（1817年-1882年）はドイツの文献学者・教育学者である。古典ギリシャ語やラテン語の文献校訂に取り組み、多くの学術論文を発表した。教育現場では教師養成や学校制度の確立に尽力し、近代教育の発展に寄与した。大学で講義を行い、後進の育成にも力を注いだ。 1882年に逝去した。

1817年トゥイスコン・ツィラー文献学者教育学者 1882年

弘化4年11月15日

大槻文彦

(1847 - 1928)

国語学者

明治期に国語辞典『言海』を編纂し、日本語学の基礎を築いた国語学者。

大槻文彦（1847年-1928年）は日本の国語学者で、明治時代を代表する言語研究者である。東京大学において英学を学び、のちに国語の体系的研究に乗り出した。 1891年に辞典『言海』を発表し、日本初の本格的国語辞典として高い評価を受けた。その後も語彙研究や語源探究を続け、日本語学の発展に大きく寄与した。 1928年に逝去し、学界に多大な影響を残した。

1847年弘化 11月15日大槻文彦国語学者 1928年

嘉永7年11月3日

高峰譲吉

(1854 - 1922)

化学者

アドレナリンを発見し、酵素工業化を実現した日本の化学者。

高峰譲吉（1854年-1922年）は日本の化学者で、世界で初めてアドレナリンを単離・命名した。明治時代に渡米して化学研究を学び、帰国後は製薬事業にも乗り出した。消化酵素『タカジアスターゼ』を工業的に製造し、消化薬として普及させた。研究成果は国際的に高く評価され、日本の近代化学の礎を築いた。 1922年に逝去した。

1854年嘉永 11月3日高峰譲吉化学者 1922年

1876年

周時経

(1876 - 1914)

言語学者

1876年周時経言語学者 1914年

1887年

シュリニヴァーサ・ラマヌジャン

(1887 - 1920)

数学者

自学自習で数論や無限級数に画期的な業績を残したインドの数学者。

1887年にインド南部で生まれ、独学で数学を学ぶ。 1913年にケンブリッジ大学のH.F.ハーディに才能を認められ渡英し、数論や無限級数に関する数多くの公式を発見。分割数やモジュラー形式などの研究を通じて数学界に新風を巻き起こした。極めて限られた時間の中で多大な貢献を果たし、1920年に32歳で逝去した。

1887年シュリニヴァーサ・ラマヌジャン数学者 1920年

1898年

ウラジミール・フォック

(1898 - 1974)

物理学者

ソビエト連邦の理論物理学者。場の量子論やフォック空間の概念で知られる。

1898年に生まれ、モスクワ大学で物理学を学んだ。量子力学の多体系を扱うフォック空間の概念を提唱し、場の量子論の基礎を築いた。第二次世界大戦後も精力的に研究を続け、ソビエト理論物理学の発展に大きく寄与した。彼の業績は現代物理学や数理物理学において不可欠なものとなっている。1974年に逝去。

1898年ウラジミール・フォック物理学者 1974年

1903年

ハルダン・ケファー・ハートライン

(1903 - 1983)

生理学者

アメリカの生理学者。網膜の視覚信号処理の研究でノーベル賞を受賞。

1903年に生まれ、ハーバード大学などで生命科学を学ぶ。網膜の神経細胞が光刺激に応答する仕組みを解明し、1967年にノーベル生理学・医学賞を受賞。彼の研究は神経科学や視覚心理学の基礎を築き、現代の視覚研究に多大な影響を与えた。1983年に逝去。

1903年ハルダン・ケファー・ハートライン生理学者 1983年

1954年

李英和

(1954 - 2020)

朝鮮民主主義人民共和国研究者

1954年李英和朝鮮民主主義人民共和国 2020年

1954年

杉原正顯

(1954 - 2019)

数値解析研究者、名古屋大学・東京大学名誉教授

数値解析研究者名古屋大学・東京大学名誉教授

日本の数値解析研究者。名古屋大学および東京大学で名誉教授を務めた。

1954年生まれ。東京大学で博士号を取得後、数値解析分野で研究を重ねる。名古屋大学において計算科学の教育・研究に尽力し、後に東京大学へ転じる。大規模シミュレーションや計算力学に関する手法を開発し、多くの論文を発表。数値解析学会での活動や国際会議での講演により国内外で高い評価を得た。 2019年に逝去。

杉原正顯数値解析名古屋大学東京大学 2019年