1491年

イグナチオ・デ・ロヨラ

(1491 - 1556)

イエズス会初代総長

イエズス会初代総長
イエズス会の創設者で初代総長。スペイン出身の元軍人から宗教家に転身し、『霊操』を著す。
イグナチオ・デ・ロヨラ(1491年 - 1556年)は、スペイン・バスク地方出身の宗教家で、イエズス会(Society of Jesus)の創立者かつ初代総長である。若い頃は貴族の子弟として軍人生活を送り、1521年に負傷した戦場で回心を経験した。1522年以降パリ大学で神学を学び、1534年に同僚とともにイエズス会を組織し、教皇パウルス3世に承認された。彼の著作『霊操(Spiritual Exercises)』はキリスト教の霊的訓練書の古典とされ、現在も多くの宗教教育で用いられている。教育・宣教活動を通じてカトリック改革に寄与し、世界中に神学校や大学を設立した。
1491年 イグナチオ・デ・ロヨラ イエズス会 1556年
天正元年12月1日

沢庵宗彭

(1573 - 1646)

臨済宗の僧

臨済宗の僧
臨済宗の僧侶で、書画や茶道、剣術指南でも知られる。禅の教えを詩歌にまとめた作品を著した。
沢庵宗彭(1573年 - 1646年)は江戸時代初期の臨済宗の高僧である。京都の建仁寺で修行を積み、後に江戸近郊の寺院を中心に活躍した。『坐禅和讃』など禅の精神を詩歌形式で表現した著作を遺し、禅思想の普及に貢献した。剣豪・宮本武蔵との交流でも知られ、武蔵の『五輪書』に影響を与えたともいわれる。また茶道や書画にも通じ、『たくあん漬け』の考案者とも伝えられる。大徳寺住持として禅文化の発展に寄与し、多彩な才能を示した。
1573年 天正 12月1日 沢庵宗彭 臨済宗 1646年