12月26日の誕生日 - 科学者・研究者

1769年

エルンスト・アルント

(1769 - 1860)

歴史家

ドイツの歴史家・学者で、ヨーロッパ中世史を中心に研究した。

1769年にドイツで生まれ、大学で歴史学を専攻した。中世ヨーロッパの政治・文化史に関する著作を多数発表した。大学教授として後進の育成にも力を注ぎ、学術界で高い評価を得た。ヨーロッパ全史を扱う大著を編纂し、包括的な視点を提示した。 1860年に没し、歴史学の発展に大きく貢献した。

1769年エルンスト・アルント歴史家 1860年

1785年

ローラン・クレーク

(1785 - 1869)

聾教育者

アメリカろう教育の父と称されるフランス出身の聾教育者。アメリカ聾学校の創設者の一人。

ローラン・クレークは1785年にフランスで生まれ、生まれつき聴覚を失った。パリの聾学校（シカール博士のもと）で手話教育を学び、その技術を習得。 1816年、初の聾教育者としてアメリカに招かれ、トーマス・ホプキンス・ギャロデットと共に1817年にアメリカろう学校を設立。生涯を通じて多くの聾教育者を育成し、現代アメリカ手話（ASL）の基礎を築いた。 1869年に亡くなるまで聴覚障害者の権利擁護と教育普及に尽力した。

1785年ローラン・クレーク教育者 1869年

1791年

チャールズ・バベッジ

(1791 - 1871)

数学者

イギリスの数学者・発明家。機械式計算機「差分機関」「解析機関」の構想者として知られる。

チャールズ・バベッジは1791年にロンドンで生まれ、ケンブリッジ大学で数学を学んだ。 1822年に差分機関の構想を発表し、機械的に多項式計算を行う設計を行った。 1837年には解析機関の概念を提唱し、汎用計算機の先駆けと評価される。資金不足や技術的限界で機体完成には至らなかったが、そのアイデアは現代コンピュータの礎となった。 1871年に没し、後世の技術者や科学者に大きな影響を与えた。

1791年チャールズ・バベッジ数学者 1871年

1825年

フェリクス・ホッペ＝ザイラー

(1825 - 1895)

生理学者

ドイツの生理学者・生化学者。血液研究とタンパク質化学の先駆者。

フェリクス・ホッペ＝ザイラーは1825年にドイツで生まれ、医学と化学を学んだ。血液のヘモグロビン研究を進め、タンパク質（プロテイド）の概念を提唱。生化学会誌を創刊し、学術の発展と研究者育成に寄与した。細胞物質の分析技術や実験方法を確立し、現代生化学の基礎を築いた。 1895年に没し、その業績は生命科学分野で高く評価されている。

1825年フェリクス・ホッペ＝ザイラー生理学者 1895年

1827年

エティエンヌ・レオポール・トルーヴェロ

(1827 - 1895)

天文学者

フランス出身の天文学者・画家。精密な天体素描で知られる。

エティエンヌ・レオポール・トルーヴェロは1827年にパリで生まれた。芸術家として訓練を受けた後、1855年に家族と共にアメリカに移住。天文学に転向し、アメリカ海軍天文台で働きながら精密な天体素描を残した。合計15,000点以上の気象・天文図を作成し、数個の小惑星や彗星の観測に成功。また繭糸実験でマイマイガを米国に持ち込み、外来害虫問題を引き起こした。 1895年に没し、多方面での活動が評価される。

1827年エティエンヌ・レオポール・トルーヴェロ天文学者 1895年

1838年

クレメンス・ヴィンクラー

(1838 - 1904)

化学者

ドイツの化学者で、元素ゲルマニウムを発見した。無機化学の研究に多大な貢献をした。

クレメンス・ヴィンクラーは1838年にドイツで生まれた。鉱石の研究中に新元素ゲルマニウムを発見し、周期表の空白を埋める重要な成果を挙げた。その後も無機化合物の合成や鉱物の定量分析に関する研究を続けた。教授として後進の育成にも努め、化学教育に貢献した。 1904年に死去するまでドイツ化学界を代表する研究者として活躍した。

1838年クレメンス・ヴィンクラー化学者 1904年

1878年

イザイア・ボウマン

(1878 - 1950)

地理学者

アメリカの地理学者で、国際連盟地図部長やジョンズ・ホプキンス大学長を務めた。

イザイア・ボウマンは1878年12月26日にカナダで生まれた。地理学者として地政学や地形学の研究に従事した。国際連盟の地図部長として地図標準の策定に貢献した。ジョンズ・ホプキンス大学の学長を務め、大学運営に携わった。 1950年に死去するまで教育者・研究者として地理学界を牽引した。

1878年イザイア・ボウマン地理学者 1950年

1880年

エルトン・メイヨー

(1880 - 1949)

社会学者、経営学者

社会学者経営学者

オーストラリアの社会学者・経営学者で、ホーソン実験の研究を通じて組織行動学の基礎を築いた。

エルトン・メイヨーは1880年にオーストラリアのアデレードに生まれた。シカゴ大学で心理学を学んだ後、ハーバード大学ビジネススクールの教授に就任。1920年代後半から1930年代初頭にかけて行われたホーソン工場での一連の実験で、労働者の生産性に人間関係や心理的要因が大きく影響することを明らかにした。この研究は後に「ホーソン効果」と呼ばれ、組織行動学や人事管理の発展に大きく寄与した。また、彼の業績は人間関係論（ヒューマンリレーションズ）運動の中心的理論的支柱となった。1949年に亡くなるまで、教育者としても多くの後進を育成した。

エルトン・メイヨー社会学者経営学者 1949年

1901年

ピート・ファンデカンプ

(1901 - 1995)

天文学者

ピート・ファンデカンプはオランダ生まれの天文学者で、恒星の運動研究に貢献した。

1901年にオランダで生まれ、天文学を学ぶ。主に恒星の固有運動を詳細に観測し、バーナード星の惑星探査で注目される。その研究は後の観測技術の発展に寄与し、多くの論文を発表した。アメリカの大学で教育にも携わり、後進の指導に力を注いだ。 1995年に没し、恒星観測分野に大きな足跡を残した。

1901年ピート・ファンデカンプ天文学者 1995年

1906年

ベルト・レーリンク

(1906 - 1985)

法学者

ベルト・レーリンクはドイツの法学者で、行政法や憲法学の研究で知られる。

1906年にドイツで生まれ、大学で法学を学ぶ。戦後は大学教授として行政法の教育と研究に従事。憲法学や行政法の理論的整備に貢献し、多くの学生を指導した。主要著書を通じて戦後ドイツの法制度形成に影響を与えた。 1985年に没し、法学界に足跡を残した。

1906年ベルト・レーリンク 1985年

1912年

大原久友

(1912 - 1994)

畜産学者、農学者、元帯広畜産大学学長

畜産学者農学者元帯広畜産大学学長

大原久友は日本の畜産学者・農学者で、畜産研究と教育に長年携わった人物です。

1912年に生まれ、日本の畜産学および農学の発展に貢献しました。帯広畜産大学の学長として、学生の教育と研究環境の整備に尽力しました。家畜の飼養技術や飼料開発に関する研究成果を数多く発表し、現場の実践にも力を注ぎました。学術界と産業界をつなぐ橋渡し役として、畜産業界の発展に寄与しました。 1994年に逝去しましたが、その功績は今も研究者や畜産農家に受け継がれています。

1912年大原久友帯広畜産大学 1994年

1930年

篠原三郎

経営学者、会計学者、歌人

経営学者会計学者歌人

1930年篠原三郎